残り少なくなったインクが使えるように、インクボトルには各社工夫が凝らされています。それでも、万年筆に吸入できなくなる時は来るわけで。
写真左のモンブランのインクボトル。
ふたのあたりに仕切りがあって、仕切りのこちら側に寄せることで残りが少なくなって来ても吸入しやすくなります。でも、写真くらいの量にまで来ると吸入式の万年筆ではさすがにきついものがあります。
こうなると、私が思いつく方法は5つ。
1)小さい容器または先の細いの容器に移し替える。
これがてっとり早い方法です。インクポットの利用もいいけど、
もっとお手ごろのグッズがありました。
写真中央の黒いキャップの方はカリグラフィー用品のコーナーで
見つけたもの。ペリカンのM600くらいまでは使用可能です。
1つ120円くらい。
写真右の白いキャップの方はハンズの実験器具のコーナーで見つけた
もの。ペリカンのM300には使用可能です。ガラス製なのでこちら
ちょっとお高め、1つ200円くらいしたのではなかったかと。
2)容器にビーズを入れて水位を上げる。
首がつかればいいのですから、中に物を入れましょう。インクを吸収
せず、色も移らず、洗えば余裕のリサイクル−−というわけでビーズ
を使用しています。一時凝っていたのでたくさん持っているし(笑)
昔なつかし‘アルキメデスの原理’ですね。
しっかり役に立っていますよ、小学校の理科!
3)スポイトで吸い上げて直接ボトルに入れる。
吸入機構を使わずに、スポイトで残ったインクを吸い上げ、空き
カートリッジに入れて使うというのはいかがでしょう。
4)付けペンにして使う。
ちょっと残念だけど、吸入をあきらめて付けペン状態で使うという
のもひとつの方法だと思います。でも、これだと万年筆でなくても
いいんですよね。
5)新しいボトルに注ぎ足す。
結局、これが一番多いような。よく使うインクに限られますけど。
ほこりや沈澱物がものすごーく気になるというのでなければベスト
かしら。
ほかにもいろいろありそう。
でも、結局は5)におさまるんですよね。

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