東京新聞のコラムは、面白い。
「高倉健さんはその存在感だけで主演を張れる希有(けう)な役者である。六年ぶりに出演した映画「あなたへ」は、故郷で散骨してほしいという妻の遺言の真意を確かめるために旅に出る男の物語だ
▼スクリーンに高倉さんに劣らない存在感を見せつけた俳優がいた。散骨に向かう高倉さんを乗せる漁師を演じた大滝秀治さんだ。出番は短かったが、魂のこもった演技は強い印象を残した。この共演が最後の映画になった
▼名脇役が八十七歳で亡くなった。一九五〇年、劇団民芸の創立に参加。舞台だけでなく、テレビや映画にも数多く出演し、飄々(ひょうひょう)とした演技は多くのファンを魅了した
▼敗戦の年の三月、十九歳だった大滝さんは繰り上げ召集され、通信兵として暗号文を送る訓練を受けた。奄美大島への配置が決まった後、敗戦を迎えた
▼時代の空気に敏感だった。八年前、東京新聞の取材に語っている。「ベトナム戦争、湾岸戦争、イラク戦争…、戦争はずっと続いてます。犠牲になる人の身になって考えてみてください。今の日本人には、その危機感がありません。戦争の悲惨さを知らない日本人の安穏さは危険です。今は昭和初期と時代の雰囲気はかなり似てますよ」
▼映画の最後のせりふは「久しぶりにきれいな海を見た」。高倉さんはこのせりふを聞いた時、思わず涙がこぼれたという。遅咲きの名優は静かに去った。」
どうも、テレビの大滝さんの放送と、高倉健さんのコメントは、わからないことが多い。
TBSか、大滝さんの自宅まて、取材した、映像みていると、
本当に、人間性のある人で、狭い部屋の書斎が、面白かった。
二畳ぐらい部屋に、いろいろ、資料置いて、机の上に調べている資料、
勉強しているのたど、役者の勉強は、史実の歴史の勉強かもしれけない。
カメラが、好きになると、カメラに懲り、いろいろ、写真取った話。
大滝夫妻と、大滝さん母、生い立ちは、民芸の劇団でも、声が悪いということで、
売れなかった話。
面白いのは、「あなたへ」の映画の製作の場面で、監督と、何度も、いきては、聞き返して、自分の意見より、監督の要望に、近い演技、する。
対した台詞でもないのか、中身のある演技の台詞。
高倉建さんが、大滝さんと演技の後、涙出していたのは、
意味の深い台詞になっていく。
人の歴史は、継続なのかもしれない。
演技えるには、いろいろな悪役、いろいろな演技して、
初めて、わかる。
役者は、芝居しいなと、成長しないのかしれない。
「久しぶりにきれいな海を見た」は、対した台詞ではなく、
何度も、台本の読み、演技の策考えて、
出てきたの大滝さんの演技の台詞かもしれない。
役者は、脚本ではなく、その物語の演じることが、一番の仕事。
映画も、テレビドラマも、悪役は、本当に悪人に見えたものだ。
厳格、爺さんに晩年は、演じたが、本当は、いろいろ、考えて、
演技していたのかもしれない。
最後は、演出家、監督に聞いて、適用する演技かもしれない。

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