名言、珍言。
「米買うべしと見込み候時、二俵方も引き上がる時は、
買いおくれじと心得、かえって売り方になる
ことあり。はなはだ誤りなり。
買いおくるる時は唯買い場を待つべし。」
本間宗久 相場三昧伝
勝手な解釈
米相場、商品相場、株式相場、そして、人生の分岐点・相場。
すべては、時期が遅れたときは、待つことだ。
才能がある者、金がある者、金がない者、すべては、時期である。
世の中の状況で、変化する。
乱世の世の中には、一つ間違えると、死がある。
どんな主君につくかで、破滅が、幸運か。
時期は、どうか、気がついたときは、遅かったのか、間に合うのか。
自分の判断が、自分の破滅が、幸運か。
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名言、珍言。
「底を見極め買い付け、余程の利分付き候節、
相場、保ち合い候か、
又少々引き下がることあり。
その節利足勘定等致し、
先達上げの節売り返さざるを思うことあり。
はなはだ心得違いなり。」
本間宗久 相場三昧伝
勝手な解釈
底値、どん底のとき、再度どん底に落ちることを覚悟。
それでも、買う心を維持するか。売ってしまうか。
それが、運命の分かれ目である。
人生も、破滅して、最後のどん底のどん底を味わって、別の道に進むか、
それとも、耐えて生きるか。
奴隷でも、最後は、幸福になるのは、このどん底の判断。
「チャングムの誓い」ではないが、何度も、どん底を味わい、復活していく。
その凄さは、多分、少しの利益で、満足するか、しないか。
その闘志は、上に行く欲かもしれない。
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名言、珍言。
「底を買い出す時は落ち引きなき前に、
決して売らざるものなり。
底の買い引き上げ、落ちになる迄
買い重ねるものなり、心得べし。」
本間宗久 相場三昧伝
勝手な解釈
相場も、人生も、人材も、すべては、底値のとき、
どうするか。
いい株は、買う、買う、買う、惚れ込んで買う。
人生も、いいと思うと、それで、惚れ込んで全精力を傾ける。
人材もいいと、思う人には、教え、相撲ではないが、タニマチになることだ。
それが、後々、自分か、その一族に影響するものだ。
鳩山総理大臣の一族の歴史を見ていると、
自民党を作り、民主党も作り、その関連した人材は、凄いことだ。
今もその人材の教えが生きているかもしれない。
投資も人も、最後は、人材であり、その人材と、組織に惚れ込むことが、
買うことなのかもしれない。
買うとは、信用して、惚れ込んで、買うことだ。

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