10月は、いろいろ、変わるのだな。
会社の一緒になり、生き残り、かける時代。
「国内製薬9位の三菱ウェルファーマと同11位の田辺製薬が合併して、10月1日、「田辺三菱製薬」が誕生する。新会社は国内の医療用医薬品の売上高に限れば業界4位となるが、両社ともこれまで手つかずだった世界最大の市場、米国での自社販売網構築を柱とした海外展開の強化が最大の課題だ。国内でも重点製品への営業資源の集中を打ち出しているが、現状では明確な将来像が見えないとの指摘もあり、さっそく難しいかじ取りを迫られそうだ。
三菱ウェルと田辺の平成19年3月期の連結決算を単純合算とすると売上高は4050億円、最終利益は445億円だが、23年3月期には新会社でそれぞれ4800億円、600億円を見込む。国内の医療用医薬品の売上高で業界4位。製薬企業の生命線となる研究開発費は758億円から870億円に増える。国内の医薬情報担当者(MR)の数は合併により約2600人で、人員削減を進めて約2400人になったファイザーを抜いて首位となる。
合併会社の基本戦略として、最初に掲げたのが「国際創薬企業の地位の早期確立」。現在、臨床試験中の腎疾患領域のふたつの新薬候補を、2010(平成22)年からまず世界最大市場の米国で、その後は欧州での自社販売を目指す。
一方、国内では田辺の業績を牽引(けんいん)している関節リウマチなどの治療薬「レミケード」、三菱ウェルの脳保護薬「ラジカット」を最重要に位置づける。これ次ぐものとして、血圧降下剤などの4品目を営業資源の集中を図る重点製品とした。
ただ、米国販売を目指す腎疾患の新薬候補は、大型製品に成長することが期待されるものというより、米国での自社販売網構築の先兵的な役割としての性格が強い。重点製品の4品目も両社の主力を寄せ集めたものだ。みずほ証券の田中洋シニアアナリストは「(新会社の将来は)今後、どういう新薬を継続して出せるかにかかるが、臨床試験段階のものからは、方向性がはっきり見えない」と指摘する。
一方、合併作業については「きわめて順調」(新会社の社長に就任する葉山夏樹・田辺製薬社長)。両社の支店は24から15へ、営業所は204から142に統合した。
注目されるのは、特許切れの新薬と同じ成分を使って価格を抑えた「後発医薬品」への本格参入。販売子会社を来年4月に設立し、22年度で100億円以上の売り上げを目標とする。後発薬はこれまで、新薬のような臨床上のデータがなく、現場の医師らが患者に使用するのに不安な面があった。このため政府の医療費削減からの後発薬を後押しする追い風を十分に生かせていなかった。
ある新薬メーカーの幹部は「『田辺三菱』ブランドによる信用度は高く、後発薬の分野では大きな影響を与える可能性がある」と関心を示す。
一方、業界内には「新薬メーカーが手がけることに社会的意義はあるが、後発薬では薬価が安いため利益は出ず、それほどは期待できないだろう」といった声もあり、見方は分かれている。」
名前、間違えないようの、しないと。
いろいろ、薬の会社は、名前がわかる。
昔の名前が、継続するのは、わかり易いが、より、長いが、解らないものだ。
「田辺三菱製薬」など、誰も、覚えないものだ。
名前も、公募か、社員の中の公募して、名前変えた方がいい。

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