先日、ZRX1100の掃除をしていたらホースに亀裂を発見しました。
ZRX1100はいわゆる温水キャブレターなのですが、キャブレターから
冷却水パイプに戻るホースに、幅3mm、深さ1mmの亀裂が出来てました。
このホースの肉厚は通常のホースよりも厚いので
現状では、冷却水が吹き出すほどホースの亀裂は深く無くありませんが
放置しておいても元には戻らないし、出先で冷却水が突然吹き出しても
困るので対応方法を考えます。
原因は・・・?
・ガソリンが掛かり易い位置なのでゴムが劣化?
・工具が当たってホースに切れ目が出来た?
原因について特定するのは難しいのですが、もう10年以上乗っているので
ゴム製品の劣化はある程度仕方ないかもしれません。
このホースは寸法的にギリギリの長さしか無く、
ホース内径が端部4mm⇒端部6mmに広がってるので
ホースを短く切り詰めた場合には、嵌合個所が緩くなってしまい
冷却水が漏れる事も考えられるので、ここは素直に純正品の新品を
使う事にします。
純正品番 39062−1707:HOSE-COOLING
交換作業そのものは単純ですが、真っ先に亀裂が入っているホースを
外してしまうと、キャブレターに循環している冷却水が出て来てしまうので
キャブレターに冷却水が入る方のホースをタイラップで縛っておきます。
こうしておけば最小限の冷却水しか出てきません。
後はホースクランプを外してホースを付け変えます。
新しいホースはキツイので根元までしっかりと挿し込むようにします。
ホースクランプを付けて、ホース交換終了!
冷却水は数滴しか出ませんでした。
後でシリコンスプレーを塗布してホース表面を保護しておきます。
トラブルを未然に防ぐ意味でも、
マメにバイクを掃除して、良く見る事は大切ですよね。
同じバイクを長く乗っているとその大切さが身に沁みます。

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