ブレーキフルードを注ぎ(Ate Super Blue Racingを使用)
リアマスターのエア抜きを行います。
最初はワンマンブリーダーを使い、キャリパー側までフルードを送ります。
ブレーキフルードが出てきたら、マスター側のバンジョーボルトを緩めて
(この位置がブレーキライン中、最も高い位置にあるので)
ワッシャーの隙間から、リアマスター上部に溜まっているエアを抜きます。
作業が終了したらバンジョーボルトを締めるのは忘れずに。
車体にキャリパーを装着したままの状態でのエア抜き作業では
キャリパー側のエアブリードスクリューが、リアマスターよりも低いため
ワンマンブリーダーを使っても、中々エア抜きが終わらない事があります。
その場合、
キャリパーを車体から取り外して、エアブリードスクリューの位置を上にして
リアブレーキマスターよりも高く持ち上げます。
キャリパー内に溜まっているエアを、1点に集める様なイメージをして
キャリパーをグルグルと回転させます。
こうすると、キャリパー内部に溜まったエアが上がってくるので
エアブリードスクリューを緩めて、溜まったエアを抜きます。
エア抜きが終わったら、エアブリードスクリューを閉めて
キャリパーを元通り車体に取り付けます。
エアブリードスクリューの中に残ったフルードはトラブルの元になるので
ティッシュでこよりを作って吸い取らせます。
※ここまでのエア抜き作業時間は約5分程度です。
幾らやってもエアが抜けないと言う方は是非お試し下さいませ。
とりあえずリアマスターカップ移設完了です。
リアマスターカップを移設した事で、リアタイヤに近くなったので
リアタイヤが巻き上げた飛び石によるカップ破損もありえますので
保護のためにバンドをカップに巻きます。
バンド装着はこんな感じです。
見た目は良くないですがカップが割れるよりはマシですから・・・
マスターカップを移設した事でサイドカバー下が寂しくなりました。
そこで、以前「StyleNC」に製作して頂いた削り出しドッグタグを
付けてみる事にしました。
http://8014.teacup.com/stylenc/shop
M6ボルトを使うには、ドッグタグの穴が小さかったので
ドリルで取り付け用の穴を広げておきます。
ナイロンワッシャーを挟んで、ボルトのネジ山にグリスアップをしてから
削り出しドッグタグを取り付けます。
こんな感じになりました。
ドッグタグのアルマイトの発色が良いので、まだ違和感がありますが
もう少しアルマイトが退色してくると、馴染んでくるかと思います。


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