ここ最近1週間〜2週間の間、
ZRX1100に乗って走行中に、突然電源が落ちる現象が起こってました。
一度止まっても、セルボタンを押すと再びエンジンが掛かるので
最初の内は気にも留めてませんでしたが、ここ2日くらいで繁雑に電源が
落ちるようになり、遂に出先で電源が落ちて不動になってしまいました。
過去に同様の症状が出た時は、原因の特定に至るまでには
だいぶ時間と労力が掛かってしまい、ようやく特定出来た原因は
クラッチマスター側のスイッチ端子の断線でした。
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なにしろ、10年越え、100000km越えのZRX1100なので、
経年劣化でいつ故障してもおかしくないのはいつもの事?
原因を探るべく、サイドスタンドスイッチ、クラッチスイッチ、
ヒューズ、スターターリレー、キルスイッチ、メインキー、
次々確認しますが、特に不具合がある所は見つかりません。
続いて、燃料タンクを外してメインハーネスの確認です。
赤い配線を割り込ませているのは、ヨシムラのデジテン用の電源です。
茶色の線のコネクタ部分が、若干焦げている?のを不審に思い
もう少し注意深く細部を観察してみます。
メインハーネスを固定しているライラップを緩めて、
コネクタ部分をひっくり返すと・・・
なんと、溶けています。
なんで??
コネクタを外して見ると良く判ります。
6極のうちの2つが完全に溶けていて、接触不良を起こしていたために
エンジンの始動困難に繋がっていたようです。
今までは、たまたま繋がっていただけだったのでしょう。
・クーラントを補給する際に、こぼれたクーラントが
メインハーネスをつたわってコネクタ部分に溜まり電源ONでショート?
・コネクタがある位置は、エンジンやイグニッションコイルの熱が
溜まりやすく、その熱の影響で溶けた?
・イグニッションコイルの漏電?
つい最近に、コネクタが溶けてこの症状が出たとは思えないので
そもそも?何故コネクタが溶けていたのか?
原因の特定が難しいのですが、溶けたコネクタを取りかえる事にします。
続く

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