普段はZRX1100で雨天走行はしないものの、結構汚れて来たので
装着しているオーリンズRショックを掃除してみました。
ついでに小変更も行いました。
Rショックを車体から取り外し、分解する前に計測を行います。
(マニュアルの数値とは違ってますが実測値を優先します)
スプリングセット長は約216mmでした。
スプリングコンプレッサーを使い、Rショック本体からスプリングを
取り外し、スプリングの自由長を計測します。
ちょっと判り難いですが実測で229mmでした。
(スプリング品番:480-33)
外したスプリングはシリコンスプレーを吹き付けて
ウエスで綺麗に拭き上げておきます。
こうしておくとシリコンのお陰で汚れが付き難くなるので
後のメンテナンスが楽になるし、おススメです。
Rショック本体の隙間に入り込んだ埃も綺麗にしたいと思います。
汚れがひどい場合は、台所洗剤で丸ごと水洗いしても良いですが
今回はそれほど酷くなかったので、基本的にはシリコンスプレーを
塗布しながらウエス拭き上げて、細かい所は綿棒、楊枝などで
隙間に入り込んだ埃を取り除きます。
シリコン被膜で汚れや錆の防止って事ですね。
樹脂スライダーの内側も埃が溜まり易いのでクリップを取り外して
ボディ本体とスライダーをシリコンスプレーで拭き上げます。
画像はありませんが、ピストンロッドとオイルシールの隙間には
潤滑材のメタルラバーを塗布して、ショックを何度か上下に
ストロークさせます。
キャリパーピストンの揉みだしと同じ要領ですね。
揉みだしする事で、オイルシールの隙間に溜まっていた汚れが出てきて
ピストンロッドもスムーズに動くようになります。
イニシャルアジャスターは、ダイヤルを回して上下にスライドさせながら
隙間の埃を取り除きます。
細かい所はシリコンスプレーをした後に、楊枝にティシュを巻き付けて
作業すると、本体に傷が付ける事無く掃除出来ます。
オーリンズRショック36PRCLB(KA149)の出荷時の設定は
クリップが上から4段目に設定されています。
画像では解り難いですが、クリップからクリップまでの溝は
約4mmになっています。
私の個人的な印象では、クリップ位置が4段目でプリロード0mmでも
若干まだプリロードが掛かり過ぎていて、スロットル開度の低い
中低速コーナーでは、リアタイヤの接地感が希薄な感じがするので
変更したいと思います。
つづきます。

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