Rショックのクリップ位置を上から3段目に移動します。
初期設定からスプリングセット長を4mm長くする事になります。
これで今まで調整出来なかった範囲のプリロードが出来るようになります。
Rショックとスプリングを組み立てて、クリップ位置を変更してからの
スプリングセット長を計測します。
画像ではちょっと判り難いですが、219mmになりました。
分解清掃の終わったRショックをZRX1100に取り付けます。
サスペンションのマウントにはグリスをたっぷりと付けておきます。
Rサスペンションがストロークする際に回転方向に若干動くので
スムーズに動かすにはグリスアップは必要ですね。
そもそも、なんでRショックのクリップ位置を初期設定から変えて
プリロードを抜く方向にセットアップしたかと言うと
オーリンズRショック36PRCLB(KA149)はZRX1200R用なんですね。
このRショックに標準でセットされているスプリング品番が
ZRX1100用とZRX1200R用とでは異なっていて
ZRX1200用Rショックのスプリングの方が若干ハード寄りな設定です。
(ZRX1200R用スプリング品番:00480-33)
(ZRX1100 用スプリング品番:00480-13)
スロットル開度が大きい高速コーナーでは、現状でも良いんですが
Rシヨック初期設定のクリップ位置4段目で、プリロード0mmだと
一人乗りではプリロードが掛かり過ぎな感じで?
リアタイヤの接地感があまり無く、腰高な印象でスロットル開度の低い
中低速コーナーではどうも乗り難いんです。
RショックのスプリングをZRX1100用に交換するのも一つの手ですが
まずは、クリップ位置を変更して対応してみる事にした訳です。
現在、試走しながらセットアップしている最中ですが
クリップ位置3段目で、プリロード1mm掛けた付近にすると
リアタイヤの接地感を感じながら、それほど乗り心地も悪くない
まずまずのレベルに来ています。
オーリンズRショック36PRCLB(KA149)を使う場合だと
一人乗りならクリップ位置3段目でセットアップを進めた方が
フィーリングが良い感じがします。
後は路面温度が高くなってタイヤのグリップが良くなってから
Rショックをもう少し調整しつつ、煮詰めてみようかと考えてます・・・


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