Kファクトリーのサイレンサーを使い始めてから約8年経ちました。
さすがに音が少し大きくなって来たので、サイレンサーを分解して
ウール交換やリペアをしようと思います。
サイレンサーの分解作業から洗浄まで。
まずはサイレンサーを分解するにあたり、
サイレンサーシェルとエンドを固定しているリベットを取るために
ドリルの刃は4mmを用意しました。
後でリベットを打つ際、リベットのサイズが大きくなってしまうので
最初に細いドリルを使うようにします。
電動ドリルでリベットの中心を軽く揉むとリベットのフランジが取れます。
切粉をみるとアルミっぽかったので、このサイレンサーに使われていたのは
アルミフランジ・スチールシャフトのリベットのようです。
組み立てる際の参考にしておきます。
リベットのフランジ部分は先に取れてしまい、リベットの芯の部分が
このように飛び出しています。
この飛び出したリベットの芯を、ドルルの先でぐっと中に押し込むと
固定されていたサイレンサーエンドがフリーになります。
サイレンサーエンドを手で捩じるように回転させて(結構チカラが必要)
引っ張るとエンド部分がサイレンサーシェルから取れます。
エンド部分の内側は、液体ガスケットが焼き付いていたり
カーボン汚れがひどかったのでケーエムクリーンで洗浄する事にしました。
スプリングを掛けるブーメランフックと、サイレンサーエンド部分は
ケーエムクリーンのお湯割りに漬け込んでおきます。
サイレンサーウールの真ん中にカッターで切り込みを入れて
中からパンチングを取り出しました。
思いの外、ウールは使ってるうちに飛んでしまったりとか、
経年劣化ダメージが少なく、再使用可能な状態だったので
ケーエムクリーンで洗浄して使います。
グラスウールはケーエムクリーンで軽く洗浄後、
風通しの良い所に干して、水気が無くなるまで乾かしておきます。
パンチングには細いステンレスウールが巻き付いていましたが
カーボン汚れがかなり付着して、茶色くなっていました。
パンチングが長かったので(約500mm弱)ゴミ袋を利用して
ケーエムクリーンで漬け置きしておきます(汚れがひどいので2回洗浄)
細いステンレスウールは一般的には売ってない物なので
再使用出来るなら洗って再使用した方が、パンチングの外側に巻く
グラスウールの耐久性のためにも良さそうです。
チタンサイレンサーシェルは、内側を軽くブラッシングして
汚れやウールのカスを落としておきます。


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