ミクシィ
acorn(どんぐり)さんの日記から
肉食をしない理由 2007年11月03日01:33 以下の文章は、桜沢如一先生が、「肉食」についてMI生たちが述べたことにたいし書かれたものです。(1954年11月)
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もう一度簡単に解説して見よう。私は四十年間,肉食の害毒性をとくコトをイロイロ工夫し,数千数万言をつかった。しかし,今私は昔云ったような理由をスべテ放棄している。だがMI生たちはミナ私の使いふるした論理をふりまわしている。
この私の進歩,変化 機動性の本質をたれもつかんでいないようだ。反対論者や御都合主義(時と所で害なしと云う組)は,センチ,非論理性格(ツマリ第二判断力),敗北主義であるから,とり上げるには及ばない。モット強力な科学的,論理的,経済的な反対論を仮想して私はソレラを一々打破る武器を作っておいた。ソレは最高の判断力の審判であるが,第三判断力で論告をつけ加えるモノだ。 ケダシ大衆は論理や理性では動かないが,感情によってうごくモノだからだ。
1)『健全な処女性の人間の血と肉はクロロフィールとその果実によってのみ創作される』(菜食主義の生物学的理由)
2)『イカナル動物も動物食なしに生きるコトはできるが植物なしには生きる事は出来ない』(同,生理的理由)
3)『イカナル動物も動物食のみの世界では早晩滅亡を免れない』(同,経済的,社会的理由。相互の殺りくは自滅の道)
4)『イカナル動物も植物のみの世界ではケッシテ滅亡しない』(発生学的理由)
5)『動物食は倫理的,論理的に最も大きなミステークである。(共食い,自殺)』(栄養学は肉食中で人間の肉を食うコトが最上であるコトを教える。その人肉中でも親の肉が最も消化しやすく.吸収もしやすいと教える−現にその一例をあげれは佐伯矩氏の暴論の如く倫理をギセイにする事は許されるかもしれない。即ち弱肉強食の世界であるから,親の肉を食う事は許されるかもしれない。しかし,「弱き肉」を食う事は,自分を弱者にする事である。)
搾取だけで生きる事は,ナルホド最も栄養学的であり,経済的であり,一見,自然の法則(適者生存)に近い生活である。ソレは最も功利主義的であり,享楽主義の天国であり,利己主義,自己中心主義の理想郷である。しかしソレこそ天動説であり,コペルニクス以前の迷信である。
6)『ヘモグロビンが植物のクロロフィールの直接の産物である,と云うコトは,人間にとって最後の動物界脱出の道を示すモノである』クロロフィールは人間が動物以上のある種(スベシイス)になる可能性である。