prayasさんの日記 ミクシー
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2007年08月27日22:04 地球交響曲の原点
昨日草津の合宿が終った。
盛岡から草津まで車を運転していった。最初、5〜6時間あれば到着するだろうと思っていたのだが全く見通しが甘かった。結局9時間かかった。龍村監督を途中の駅から乗せていくはずだったが当然それも間に合わなかった。宿に到着したのは予定よりも3時間以上遅れである。遅刻したので白い目で見られるかなと覚悟したがむしろ大変でしたねとねぎらいの言葉をかけられた。半端な遅刻ではなく思いっきり遅れたので同情してくださったのである。中途半端な遅刻はするものではない。とにかく少々バツが悪い思いをしたが無事到着した。
その日の夜は地球交響曲を撮影する原点とも言えるCMの上映と監督がその解説をした。最初は地球交響曲の題字を書いた西川千麗さんである。西川さんが当時、踊っていたのは一休和尚の晩年に同居していた盲目の女性、森女を題材にした創作舞踊「しん女」である。
最初、龍村監督はシャーリー・マクレーンを第一番に出演してもらう予定だったらしい。シャーリーマクレーンの旦那が日本に滞在しており、一緒に日本に住まわせた娘サチ(satiko)の話し相手になっていたのが監督の妹だったのである。監督はその縁でシャーリー・マクレーンと連絡を取り一休和尚が森女と暮らしていた酬恩庵に案内したそうである。シャーリー・マクレーンの前世が一休の晩年の伴侶だったことは「ダンシング・イン・ザ・ライト」に出て来る有名な話で龍村監督の著書「地球のささやき」にも出て来る。龍村監督の話によるとシャーリーの地球交響曲第一番への出演は目に見えない力で止められたそうである。
西川さんは2003年に明恵上人を題材にした「阿留辺幾夜宇和(あるべきようは)」の海外公演を行ない高い評価を得ている。
一休和尚が森女と暮らしていた酬恩庵
http://www.ikkyuji.org/keidai_annai/kokyuan/kokyuan.html
二番目のライアル・ワトソン篇は宮崎県幸島でロケをしたニューエイジの寓話となった100匹目の猿のエピソード、次は野口三千三先生、実は昔NHKの取材を受けた時に台本の通り進められたので取材は一切お断りだったらしい。ところが何気なく監督がヨガをしていたのを野口先生が見ていたらしく、朝日カルチャーセンターの授業を勝手に撮るだけなら良いとの許可を得たということである。ライアルワトソン篇はロケに最低3日かかり時間とお金を随分かけているが野口三千三篇は新宿駅からセンターまでたった2時間で撮影が終わっている。コストパフォーマンスがかなり高い作品だ。この
「 セゾングループ3分間CMライアルワトソン篇、野口三千三篇」でACC優秀賞を受賞している。
野口三千三篇は新宿駅を降り立って歩く先生の姿を撮影し、高層ビル街を吹き抜ける風を受けて快感を感じる話から始まる。「東京には自然が無くて、何処かの山に行かなくては無いとか、特別なところへ行かなければ自然が無いとは特別に思えない。東京もまた自然界である。」「隕石の鉄が私の赤血球のヘモグロビンの中に入っているかもしれない。 セメントの材料である三葉虫の化石が使われているコンクリートもまた体の仲間だ。」「私の身体は地球の物質のまとまり方の一つである。私のこころはその働き方の一つである。この感じがはっきりしなければ、母なる大地とか母なる地球といったてそれは言葉だけの事よ。どうしても実感を持ちたくてやっている。それが僕の体操なんです。」「あなたのからだ全体がやさしさという生き物になりきったとき、すべての動きがやさしく出来る。」「気持ちだけでいい気持ちがそうなればからだもだんだんそうなってくる。」
ロビーナッシュ篇のロビーは13歳でウインドサーフィンの世界チャンピオンになり、ウィンドサーファーから神と呼ばれたハワイの英雄だ。画面は当時19歳の若いその姿を画面に映しだす。しかしその言葉は人生を達観した老僧やグルの言葉のようだ。
「自然はコントロールできない。あるがままに受け入れる事だ」「我々は常に自然の恩威を受けている。風や波の力なしには生きられない。」「大きい波はここで感じる。」そして彼は頭ではなく胸(ハート)を指した。「強い風の時60パーセントは空中を翔んでいる。頭より先に身体が反応してしまう。」ロビーに先生はいない。すべてを海から学んだ。「バランスが大切だ。 身体と心の微妙なバランスはどのスポーツとも違う。自然に体する謙虚さが必要なんだ。」
その他、演出家ピーター・ブルック、珊瑚の環境保護のキャサリン・ミュージック、オルカ研究のポール・スポング博士、宮大工の西岡常一、宇野千代などそれぞれエピソードを交えて監督は解説してくれた。
監督によると地球交響曲の出演者に共通するのは「自分を超えた何か大きな存在が自分を通してそれをやらせてくれている」と感じている事だと言う。
沖ヨガには修正法があって龍村監督も参加して行なった。写真は修正法のデモをする龍村兄弟。仰向けになっているのが監督。参加者のうちヨガの指導員が半分以上いて中には指導歴20年以上のベテランがおり、なかなかにぎやかだ。
二人一組になってそれぞれ頭部、肩部、胸部、骨盤部、腕・手の部、脚部、背部、尻部の左右の違いを高さ、捻れ具合や緊張の度合いなどの歪みをお互いに観察する。
1.両手をあげて指の位置から腕の長さ、広がり、捻れ具合、色等をチェック。特に色の場合は血液の流れの状態などをはっきり表す。
2.立って手を頭の後ろで組み、左右にゆっくり倒しながらやりにくく感じられる方を確認し合う。
3.立って手を頭の後ろで組み、左右にゆっくり捻りながらやりにくく感じられる方を確認し合う。
4・立って前屈し無理のない状態で背中や尻の盛り上がり具合を確認し合う。
歪み体型と腰椎の歪みが示す異常
1.上下の歪み..腰椎1番 首 腹部(脳・神経の異常)
2.前後の歪み..腰椎1、5番 肩 恥骨(呼吸器・循環器の異常)
3.左右の歪み..腰椎2番 腕 手 腰(消化器の異常)
4.捻れた歪み..腰椎3番 首 足首 膝(泌尿器の異常)
5.開閉の歪み..腰椎4番 骨盤 肋骨(生殖器の異常)
6.緊張弛緩のアンバランス..自律神経 脳(精神的な異常)
それを修正をしていく。
龍村監督は昔、鎖骨を骨折した時に放置しておいた為に左右の体のバランスが完全に崩れている。そのため、絶えずヨガで体を修正をしないと生活ができなくなるので監督は体に体する感覚が非常に敏感になっている。つまり龍村監督は鎖骨を骨折したおかげで健康を今日まで維持出来たのである。
翌日は私が脳と体について話をして、(写真は私の顔がぼやけている。)監督も交えてエクササイズをおこないそのあと車で駅まで送っていった。2泊3日の合宿だった。
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007年08月27日23:03 出来すぎ王子・真魚
prayasさん、貴重な文章、ありがとうございます。シャーリーマクレーンは不思議な女優ですね。私は輪廻とか前世よりも
協助霊、守護霊の方に関心があります。