最近リハビリのため庭を歩くと、今まで忘れていた植物がよく想いだされます。
それは45年ほど前になりますか、当時 豊田小校長・神奈川県植物誌調査委員だった守矢先生が、季節ごとに「植物観察会」を行われました。大磯丘陵の北斜面を占める西部丘陵の斜面には多数の高木や低木の植物があり、春秋を彩るラン類のキンラン・ギンラン・エビネ・クマガイソウなど下草の中に豊富に見られました。
今は、その大部分は開発により、急減してしまいました。
開発前に採取した「ヤブレガサ」が芽を出しました。まだ土から出はじめの若い葉は、傘をつぼめています。少し傘を開いた姿が名前の由来となったのでしょう。
キク科の多年草。山野に自生し夏に白色の花を開きます。
