私が山野草に興味を持ったのは、昭和50年代小学校のPTA会長を務めたとき守矢校長の影響があったと思います。先生は平塚が開発により山が削られ自然の緑が消え去ろうとしている時、郷土の植物を標本、写真、スライド等で沢山の記録を残されました。
また季節ごとに「植物観察会」を行われた。大磯丘陵の北斜面を占める西部丘陵の斜面には多数の高木や低木の植物があり、春秋を彩るラン類のキンラン・ギンラン・エビネ・クマガイソウなど下草の中に豊富に見られました。
今は、その大部分は大手開発会社により、急減してしまいました。
雨の降る庭を見ながら、あの時先生と採集した植物のことを懐かしく思い出しています。
ツツジは盛りを過ぎて、十二単衣が今を盛りと咲いています。
