フジの花期は4月5月ですが、7月になって又ちらほら咲いている。春に咲いた実のそばに咲いていると異様に見える。暑さ寒さの気候の影響でサイクルが狂ったとは思えない。しかし、ここ2〜3年目に付くように感じる。
植物の茎の先端にある生長点では、新しい葉をどんどん作り出している。フジも同様に蔓を伸ばしている。その蔓が見苦しいので適当に剪定しているのが原因かも知れない。生長点を止められたフジは花芽分化の段階に入り、4〜5月の条件と似ているので開花したのではなかろうか。そうすると狂い咲きではなく、人間の手で咲かしているのかも知れない。
自分流に庭木の剪定を行うが、例えばツツジやツバキは花が終った直後に行っている。フジは落葉して花芽を確認しながら剪定する。結構自分流でも毎年花を楽しんでいるから面白い。
写真は「野田藤」。大阪市福島区野田にちなんで付けられた「ノダフジ」と「ヤマフジ」の2種類が日本固有種である。山野に普通に見られる「ヤマフジ」の蔓は左巻き。「ノダフジ」の蔓は右巻き。と園芸書にありました、しかし確認はしていません。
