今日は相模川西部用水の水門が開けられ田植えが始まる日。豊田耕地は5月26日と6月2日の早期と普通植えの2地区に分けて水田に水を入れる。最近は二毛作の麦を作る家がなくなり、また品種改良によって田植えが早くなった。
50年くらい以前の豊田の耕地は二毛作であった。5月6月は麦の取り入れと田植えの準備でどこの家も子どもまで手伝いをさせられた。田植えはコウノマチ(平塚八幡の祭り6月21日)頃が植え始めで、真田のお天王さん(7月9日)までに終れば平年作に収穫があり、これを過ぎると穂が小さくなるといわれた。7月の半夏を過ぎて植えると1日一粒づつ米が少なくなるといわれた。そのため麦の脱穀は田植えが終ってから行った。
耕地がすっかり青田に変るころの水田は蛙の合唱とホタルの乱舞である。
田圃の畦草を刈るとき、ホタルブクロを残して草を刈った。
ホタルブクロの名の由来も花の形を提灯に見立てたとか諸説あるようですが、私はホタルを捕まえた子どもが、家に持って帰るときにこの花を虫かご代わりにした、ゆめのような説を信じたいと思う。
秦野戸川公園の近く白泉寺で求めました。小さな鉢に実生で30本位。
和尚さんいわく「ヤマホタルブクロ」。
