お盆休み初日14日は早朝2時起床
3時30分に家を出て一路北へ

約7年前、近所に「あさひ」という早朝営業のうどん屋さんがあって
まだオムツのとれない息子と毎日のように通ったのだが
そこの店長をやっていた大将が地元七尾に帰って
昨年オープンさせた店を目指すのだ

近畿・岡山の混んだ高速道路に緊張しつつも
心配していた渋滞もなく順調な行程
どんどん距離を稼いで南条SAまで400kmをノンストップ
このあたりまでくると交通量も減ってきて
運転の緊張もとけてくる
金沢西ICで高速を下り、
能登有料道路で丸亀の親善都市 七尾を目指すのだが
これが、景色の良いところを走るとても素敵な道路で
メチャメチャ良い気分
しかし、この区間には更なるお楽しみがある
それは今浜ICで能登有料道路を下りて
千里浜ICまでの間にある 千里浜なぎさドライブウエイ

日本で唯一、一般の自動車で、
砂浜の波打ち際を走ることができる延長約8kmの観光道路
「うわあ、外国みたい」
我ながらなんちゅうべたな感想(^^;)
映画「愛と追憶の日々」(これまたべたな邦題)で
ジャック・ニコルソンの運転するコルベットが
ふざけて海の中に突っ込むシーンを思い出したが
それやると「はた坊」にいけなくなってしまうので
勿論、思いをはせるだけ
平穏無事、予定通り午前11時少し前に七尾に到着
七尾市の中心部と有名な観光地である
和倉温泉、能登島とのちょうど中間あたりにお店はあった

7年前にはオムツのとれなかった愚息がいまはこんな具合
と、いうわけで7年ぶりの再会
モリタートというカフェのうどん部門という形での営業で
店は清潔で内装もオシャレ・・・というか

グランドピアノがでんと鎮座しているおうどん屋さんは
はじめて見た(笑)

大将のはた坊は元気そうで、
ニコニコ楽しそうにうどんを打っていた
顔をみて「やあっ」って右手をあげた瞬間に
7年の時間と600キロの距離はどこかへ消えてしまった
オシャレなお店には開店と同時に
どんどんお客さんが押し寄せてきて
すっかり地元に定着した人気店になっているのがよくわかる
まあ、それも当然のことで
久し振りに食べたはた坊のおうどんは
記憶にあるあさひのおうどんより確実に美味しくなってる
最初にふわっとやさしいダシのかおりが広がるんだけど
その芯はとてもしっかりしている

今時は香川でもあまり見ないような太い麺は
滑らかなんだけど芯の部分に団子のようなムチっとした食感があって
これまた素朴でいいんだなあ
(手練りじゃないとこういう感じにならないんだそうだ)
かつて、あさひ時代のはた坊のおうどんを
アマチュアの心とプロの技って言ったことがあるけど
はた坊のおうどんはまさに、それそのままの進化形
あの頃より更に洗練されているのにもっと素朴になっているという
これは、きっと七尾の素晴らしい環境がそうさせているのだろうな
近所にあったら また7年前みたいに通い詰めちゃうかもしれない(笑)
現実には以前のように通い詰めることは出来ないのだけれど
またそのうちにいつか、昨日会ったばかりのように
「やあっ!」って右手をあげて(笑)
おいしいおうどんを食べさせてもらうことにしよう
満足した後は能登島水族館へ

能登島の風景も水族館も素晴らしくて
七尾のひとが羨ましくなった
ちなみに初日はこのあと金沢に引き返して宿泊
約750キロの走行で給油55リットル
大人二人、子供二人、荷物満載のオートマ車で
エアコンフル稼働にしちゃまずまずの燃費かな
リンク:
さぬきのうどん家 はた坊

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