文化の日、オヤジが子供たちを
高知のモネの庭とやらに連れていってくれたので
今日はゆっくりMIMOCAのデュマス展をみることができた(笑)
先月末スケジュールの合間に(こんぴらさんにいった日)
キュレーターズトークを覗いたのに続いて2回目の訪問
(オープニングセレモニーには行けなかったのだ)
RICOH GR DIGITAL
実際にみる 「Broken White」 の赤は
チケットなどに印刷されたものより鮮やかな生々しい赤で
ああ、月岡芳年の赤に近いんだな と思った
そしてデュマスの油彩作品を見ていて気付いたのは
絵の具がキャンバス上に殆ど盛り上げられていないこと
その筆の運びには迷いが感じられず
絵を描く前から構図がしっかり決まっている印象である
RICOH GR DIGITAL + GW1
実はデュマスはその繊細かつ鮮烈な人物像を描く過程において
モデルを直接に使うことはないのだそうだ
ピンナップなどのイメージをもとに
彼女の作品は描かれる
それは一度世間の目に晒されて公衆化したイメージだ
白は純潔を示し、それ故花嫁衣装の色として用いられるが
花嫁が再婚者もしくはそれに準じる場合、白ではなく
オフホワイトのドレスを着用する
そのオフホワイトが
「ブロークン・ホワイト」とよばれるのだそうだ
そしてデュマスはものの表層
肉を包む皮膚の形、色、テクスチュアといったものに拘っている
RICOH GR DIGITAL
MIMOCAのカフェで昼食
豚肉のリエットのサンドウィッチ
先のエントリーで写真のレタッチについて少し触れたが、
このようなデュマスの作品制作の方法に少し興味をひかれた
そして、実はデュマスと同様
機械によって定着されたイメージをもとに絵画を制作する
とある日本の若手作家に
最近非常に興味を惹かれている
その作家は日常に潜む違和感をテーマとし
自分で撮った写真をもとに油彩で作品を制作しているのだが
「写真のもつ傍観者的な視点と
絵の持つ主観的な感情を組み合わせることでしか、
この違和感は表現できない」
と述べている
なんだか全然まとまらないけどとりあえずアップ
気が向いたらまた書き直します(^^;)

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