今、
GR BLOG のトラックバック企画は
「スクエア」というお題で行われている
ボクもいくつかの写真をトリミングして参加してみた
画面のフォーマットも
3:2、4:3、4:5、6:7、6:6
まあいろいろあるんだけど
大体は縦か横のどちらかが長いのが一般的
で、どちらかが長いと縦か横かっていう問題が出てくる
縦長の画面は自我の意識が強く
まず、自我の意識ありきで、奥に伸びてゆく画面は
自我という動かない位置を基準に
時間(あるいは空間)の経過を現すような気がする
(あくまでも気がする)
逆に横長の画面は時間(あるいは空間)が固定されていて
周囲に広がる意識を現しているような気がする
(あくまでも気がする)
かつてマクルーハンは「テレビはクールメディアだ」と言ったが
それはテレビが横長の画面を持つことと
無関係ではないのかもしれないと思ったりもする
縦位置のほうがより主観的、横位置の方がより客観的
と言い換えてもいいかもしれない
さて、それでは正方形の画面はどうなんだろう
スクエア
くそ真面目、みたいな意味もある

リビングのボードの上に雑然と整理されないまま
並べられている本の中から
主にスクエアなフォーマットで撮影された写真集を
何冊か抜き出してみた
RICOH GR DIGITAL
・エルスケン 巴里時代
・ROBERT MAPPLETHORPE
・LORETTA LUX
・ダイアン・アーバス作品集
・bernard faucon
そしてそれらの作品を並べて見て感じたことは
そのいずれもが愚直なまでに
被写体に正対して撮影されているということ
まさに「スクエア」
まるでそこにカメラなどないかのようにして
盗み撮られたものではなく
そこにカメラがあることで起こる反応を
きっちりと受け止め、見据えた確かな目線
それは人間関係が希薄になったと言われる
(そしてモノも使い捨てられる)
現代の日本ではとても難しいことなのかもしれない
今度はちょっとそんなことを意識して
スクエアフォーマットの写真を
撮ってみようかなと思った
でも、できるかな(^^;)
10月24日 早朝追記
GR BLOG のトラックバックから見つけた
gr-digital.netブログの
「スクエア論1」というエントリーに
このエントリーをトラックバックさせていただきました
なるほどな〜と思うことが多かったです
(あと、酔っぱらってエントリーあげちゃうところに
シンパシーを感じました・笑)
トラックバック企画っていうのは出されたお題に関する
いろいろな人の考え方を集中して見られるのが面白いですね

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