2007/5/26
小さな山のふもとにある葬祭場から
斜面にある墓地の間を
少し登ったところにある火葬場まで
ひさしぶりに集まったみんなで歩く
雨が埃を洗い流した昼過ぎで
木々の緑が鮮やかだ
そういえば以前にもこうやって
この墓地の間を登っていったっけな
あれはいつだったっけ・・・・・
RICOH GR DIGITAL
もう長くなさそうだからお見舞いに行っておきな
だなんて、なんだかなあと思いながら
午後の病室の白っぽい光の中で
どんな風に振る舞ったらいいのか迷いながら
それでも、
それなりにうまく立ち回れたような気がするけど
それってどうなんだろう
いまだにどうすれば良かったのか・・・と
微笑んでいる
遺影っていうのはなんにも喋らない潔さがあって
仏様になるっていうのは
ああ、こういうことなんだなあって思った

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