「立って半畳寝て一畳、天下とっても二合半」という言葉がある。
織田信長が言ったとか
豊臣秀吉が言ったとか
夏目漱石が言ったとか
いろいろな説があるが
どうでもいい。
「人が消費できる量はたかが知れている。
他人の分を奪って、それが豊かさであると思うのは愚かである。
本当の豊かさは、心の豊かさであり、これには一切の制限はつかない」
と権力や財力に固執する愚かさを表現したものだ。
なんでこんな話をするかと言うと。
道場を辞めたので稽古は出来ない
などと言うバカがいたので
一言言った。
空手の稽古は
組手や型だけではない。
基本と補強をやり
それに黙想するだけで十二分に強くなれる。
立って半畳寝て一畳というが
実質二畳のスペースがあれば十二分に稽古は出来る
何をねぼけたことをいっているのだ?!、と。
トレーニングジムに入会しないと運動できないとか
ビデオ教本がないと運動できないとか
ホームマシンがないとダメだとか
いったい何を考えているんだと腹が立った。
金や権力に固執して
人に迷惑をかけるやつは嫌いだが
『できない』理由を環境のせいにして
自分はいつまでたっても動かない、というやつはもっと嫌いだ。
どうも悪い意味での「他力本願」が横行しているようだ。

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