プラチナのカーボン・インクのうわさは耳にしていました。
真っ黒の、一度乾くとまったく滲まないすごいインク!
但し、乾く、詰まる、固まる...それって、コワスギ..._| ̄|○
思いっきり腰が退けてました。
ところが、たまたま手にした水彩スケッチ本に「万年筆で描くのがいい」「カーボン・インクを使っている」と書いてあったのを見て、すっかりその気になってしまったんです。単純!
本に紹介されているのはカートリッジだけど、
どうせ買うならボトルでしょ、ふふふ。いざ鎌倉へ!
とばかり会社の近所のかなり大きな文房具屋さんにさがしに行ったのですが、店頭にはなく、店員さんは存在すら知らず。万年筆コーナーの方だったんですけどね。プラチナ・インクの取り扱いはしているとのことで、カタログを調べてもらいました。一応掲載されていたのでお取り寄せをお願いしたところ、店員さんが営業さんに納期確認の電話を入れてくれました。
よかった、よかった!と思ったのもつかの間、ここからが大変。
何に使うのか > 万年筆に入れてお絵描きに
万年筆用ではないのでおやめなさい > あぶないのは知っていますから
詰まっても自己責任ですよ > わかってますからご心配なく
知りませんからね > 苦情を言ったりしませんよ
...
こんな会話が延々と。直接会話したわけではないので、間に入った店員さんのうろたえぶりがかわいそうでした。気にしなくてもいいんだよ、あなたのせいじゃないんだから。
かくして使い始めて一年あまりになりますが、大騒ぎしたわりにはトラブルもなく快調です。
もっとも、入れているのはコンビニで買った無印万年筆なんですけどね。しかも描くより書くのに使うほうが多いという...(^^;
うーん、それにしても同じように乗せられた方々、今も無事に万年筆で描いていらっしゃるのでしょうか???

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