2019/6/22
「おもいを凝らす 」
おもいを凝らす
1・6・22
おもいを凝らす
唯 おもいを凝らす
夏至の午後 おもいを凝らす
此の おもいの果て・底・先に 何が在るのか
外は ときどき吹いて来る風に
草木の葉が 騒いでいる
だが 私の意識は 其の風音や
草木の葉のざわめきには 何も心が反応しない
何も起きない 何も求めない
此の 時の間には 空ではない 何かが
潜んでいる事は 確かである
だが 其れが 何なのかを
求める意識は 湧いては来ない
其処には 是まで 何かを求めて
彷徨って来た 私の心が有るはずなのだが
其れも 足を進める事なく 沈黙している
此の 沈黙の主人は 何物であるのか
静かに 激しく 意識を凝らしているのだが
何物も登場しない 此の沈黙のトキは
何を意味しているのであろうか。
今日は 太陽が一番近い日
此の沈黙は 太陽の存在が 其の儘
私の毛穴に 其のエネルギーを
チューニングしているとの 事なのであろうか
令和1年6月22日 午後3時43分
礒邉自適
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