前川先生はバレー部員が全員いるのを確認してから話し始めた。
「来週の日曜日ね、三田中学校で大会があるの。」
「え、なにかの予選ですか?」
まっきー先輩が頭を掻きながら聞く。
「うん、全国夏季中学校バレーボール大会のね。」
前川先生が全国・・・という言葉を発した途端、わあっと歓声があがる。
「それで、レギュラーの発表をしようと思って・・・」
レギュラーの名前が書いてある紙を取り出す前川先生。
部員の緊張が高まる瞬間。
「レギュラーは・・・」
『神様、お願いです。
真架をレギュラーにしてください!!!』
真架は心の中で祈った。
「えーっと、原田、高野、柳生、伊東、櫻井・・・」
───────最後の1人
「植草・・・の6人ね。」
「はい!!!」
レギュラーに選ばれた真架達は元気に返事をする。
一方ではレギュラーになれなかった部員達ががっくりと肩を落としていた。
「いーなー、真架は。レギュラーで!!!」
横から皮肉っぽく言ってくる凛。
「そうかなー♪」
自分でも顔がニヤけているのがわかった。
片付けを済ますと、真架は軽い足取りで家路についた。

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