アニメひぐらしの
なく頃にもいよいよ次回で最終回。
しかし今回の話は、尺の都合で原作未プレイ者には少々わかりにくかったかと思います。
なので原作のダム現場でのレナとのやり取りの部分と、圭一の過去の告白〜鬼隠し編の記憶覚醒シーンの辺りを掲載しようと思います。
しかし書き写すの凄い大変でした……。こんなアホな作業に丸一日費やしちゃいましたよ…。(;´д`)
かなり長いのでいくつかに分けて掲載します。
ちなみにアニメではカットされてましたが、原作では梨花ちゃんとレナのやり取りのシーンがあります。
梨花ちゃんが自分の正体を仄めかしたり、レナを助けるという注射器を差し出したりして、最後には「もう自分は『この』竜宮レナには興味が無い。『次の』竜宮レナとは上手くやれる様にする。そして、『この』雛見沢にも興味を失った。『次の』雛見沢を探しに行く事にする。でも、レナには『この』雛見沢しかないのだから、せいぜい頑張って生きなさいな。」とか言って立ち去ります。(圭一はその直後に登場)
ではその辺りのシーンから
「はぁ……はぁ! レ、………レナ、……お、俺だ………。」
「……今度は圭一くん? あはははは、今夜は色んな人が来る夜だね。」
「俺以外にも誰かいるのか?」
明かりを照らしてみるが、レナ以外に誰かがいる様には見えなかった。
「この場所はもう安全じゃないんで、今から場所を替える所なの。……圭一くんにも知られたくないから、付いて来ないで。」
「レ、…レナ?! お前、どうしたんだよその怪我! 血だらけじゃないか!!」
「……もう落ち着いたから大丈夫だよ。もっとも、いつぶり返すかわからないけどね。」
レナは首の所が真っ赤になっていて、まるで皮膚病の人が痒みに任せて掻き毟ってしまった様な、、そんな感じの傷をつけていた。
「タオルで拭いただけじゃ駄目だろ…。取り合えず家へ来いよ! ちゃんと消毒した方がいいぞ…!」
「………傷口はたいした事無いよ。それにこれは傷によるものじゃない。…もう、手遅れだし。…」
「手遅れ? …同いうことだよ?。」
「富竹さんを死に導いた何かを、、私もいつの間にか服毒させられてるみたいなの。…注射なんて物騒な方法じゃない。……多分、それは弁当のおかずに混ぜられていたの。覚えてる? 先日、魅ぃちゃんが卵焼きを1人1個ずつ分けてくれたよね? あの時にやられたんだと思う。……遅効性な所が上手いよね…。くそ…!!」
レナは魅音の卵焼きを思い出し、憎らしげに砂利を蹴飛ばした。
……それは文字通り、魅音の好意を蹴飛ばしたのと同じだ。
「おいレナ。………お前、…本気で魅音がそんな事すると思ってるのか?」
「………?」
レナがきょとんとした目を向ける。…それからその目に少しの悪意が混じりだす。
園崎家が悪の根源である事はもう話してあるのに、何を言い出すの? そう瞳が言っている。
「第一よ…。あの日の卵焼き、……魅音は1人に1つずつなんか分けてないだろ。」
魅音は5等分された卵焼きをみんなに、お好きにどうぞと差し出した。
……そうしたら、レナが真っ先に、端っこの1つを選んで、この渦巻きがかわいい〜はぅーって言って口にしたんじゃないか。
「違うよ。魅ぃちゃんは、毒が入ってた卵焼きを私にわざと食べさせようとしたんだよ。」
「……レナ。……都合よく記憶を書き換えるなよ…。タッパーの蓋の上に、こうちょんちょんと5つ並べたんじゃないか。」
「並べてないよ…! 1人に1つずつ配った!」
「………そんな事、…今までにあったか? 俺たちは互いの弁当箱を好きに突っつくバイキング形式だぜ…? これは誰の分なんて、お上品に分けっこした事なんて、…一度もねぇじゃねぇか…。」
「……………………。」
レナの目が見る見る憎悪に染まって行くのがわかる。………今のレナにとっては、俺の方が妄言なのだ。
彼女にとって、自分が毒を盛られたのは最早事実で、それはあの卵焼きによって盛られたと「決めてしまった」。
…だから、それと食い違う話をする俺を拒絶しようとするのだ。
……俺はレナを怒らせに来た訳じゃない。
…それ以上は水掛け論になる事を悟り、言い返すのをやめた。
「それよりさ。……ここはもう安全な場所じゃないって、…何処へ行くつもりだよ。」
「…………さぁね。適当に探すよ。」
「寝る所なんてそうそう見つからねぇだろ…! 俺の家に来いよ。」
「……ありがたいけど辞退するね。園崎家の手先が村中を探し回ってる。…圭一くんが裏切って私を売るとは、…思いたくないけれど、匿いきれるとも思えない。」
「園崎家の手先が探し回ってるってのは、……逆だぞ。警察がレナを探し回ってるんだ。」
「…………? なんで? 大石さんは味方だし、…私の事は放っておく様に言ってある。私を探すなんて、ありえないよ。」
「多分、……………リナと鉄平を殺した事が、どこかで漏れたんじゃないかと思う。」
「…………………あぁ、……そう言う事か。」
俺は、やっと互いの会話が噛み合った事に安堵したが、……レナの自虐的な笑い方が少しおかしかったので、すぐに噛み合って無い事に気付く。
「…どうして警察が、あの殺しの事を勘付いたかわかる?」
「………いや、…………わかる訳無いだろ…。」
少なくとも殺害現場は誰にも見られていない。
死体を山奥に隠しに行った時だって、大丈夫だったし、埋めた場所だって完璧だ。
それに、最後に魅音が秘密の場所に埋め直してくれたらしい。
だからあの死体が見つかるなんて事は永久にありえる訳が無い。
「今日の夕方ね。………私、あの2人の死体を埋めた場所に戻ったの。そしたら、………どうだったと思う?」
「………ぁ、」
まずいと思った。
………そうだ。
レナはあの死体を魅音が処分してくれた事を知らない。
だから、あそこに埋まってるものと思い込んでたはずだ…!
「無かったの。死体が。誰かが掘り返して死体を持ち去った。」
「い、…いや、レナ! …それは……えぇと…!」
「あんな場所、誰かが偶然掘り返す訳も無い。……それにあの場所は私が決めた。だからあの場所に居合わせた人間しかいない。」
「そ…そうだ、その通りだよ…。…えと、だからそれは…、」
「誰がやったかはわかってる。魅ぃちゃんだよ。……私が警察と結託する事が無い様、保険が欲しかったに違いない。……園崎家に探させるだけじゃなく、警察にも捜させるとはね。……連中も形振り構ってられないって事か。」
「み、魅音がそんな事する訳ねぇだろ!」
「したんだよ!! 魅ぃちゃんが私を売った!」
「……いいや、しねぇな。魅音も俺たちもみんな仲間だぞ。例え世界が全部敵になったとしたって、仲間は最後まで味方なんだ。だから魅音がレナを売る事なんて、海水が全部蒸発する様な天変地異があったって、絶対にありえない…!」
「…………………魅ぃちゃんの肩をどうして持つの?」
「逆だろ! 何で魅音をそこまで疑うんだよ!!」
「そんなのは決まってるでしょ。三四さんの暴いた致命的な事実は狂信者達の偉大な計画の実現、」
「黙れ黙れッ!! ………あ、…ちょっと言葉がきつかったな。謝るからちょっと俺の話を聞いてくれ。…いいか、あの死体が無くなっていたのは、確かに魅音が掘り返したからだ。」
「やっぱりそうじゃないッ!!!」
「終わりまで聞けよ!! ……いいか、魅音が死体を掘り返したのは、あの埋めた場所が安全じゃない事がわかったからなんだ。営林署がこの夏、あの辺り一帯を伐採するって計画を立ててた事が後にわかったんだよ。だから魅音は! レナを守るために死体を掘り返してくれたんだよ!!」
「ぷ、………はははははは、あっはっはっはっは!」
レナの笑いは見下すかの様だった。
俺の言葉が全く心に届いていない事がわかる…。
「そんなの身ぃちゃんの口から出任せに決まってるでしょ?! 圭一くんの前ではいい子ぶりたいあの子の汚いやり方だって!」
「あのなぁ…!! じゃあどうすりゃ良かったんだよ! 今年の夏に営林署が見つけちまうかもしれないと知ってて、放置しとくのかよ?! そんな事出来る訳ねぇだろ!」
「その営林署の伐採計画と言うのがそもそも魅ぃちゃんの作り話だって、どうしてわからないのかなぁ!!」
「わからねぇのはレナの方だろッ!!!」
「……………………。」
俺が怒鳴りつけると、レナはすーーっと冷める様な目つきになった。
…そして俺を凝視し、この男は何をしにやって来たんだ? と値踏みし始める…。
「………俺は、レナの目を覚ましに来たんだ。お前は鷹野さんのスクラップ帖のせいで、とんでもない狂った夢に取り憑かれてる。……最初のうちは面白ぇ話だと思ってたが、そろそろ洒落にならないと思い始めた。…………お前は今、ちょっとした病気なんだよ!」
「……あぁ、梨花もどきにも病気だって言われたっけね。確かに、うじ湧き病はもう始まってるし。」
「あぁ、もう違うんだ違うんだ! とにかく俺の話を聞け! …しばらくの間、横になってじっくりと休むねぇか? 本当は魅音の家に匿って貰った方が安全なんだ。警察からも匿えるしな。……でも、それでも魅音が信用できないってんなら、俺の家でもいい。とにかく、こんな休めない場所で縮こまってったって、心にいい訳が無いんだ! まずは俺の家に行こう。そして冷たい飲み物でも飲みながら、ちょいと熱を冷ましてみないか…? そうすりゃレナもすぐに気付くさ。」
「何を言ってるの圭一くん。………私がおかしくなってるって言いたいの?」
「………………………。」
2に続く

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