心配いりません。
彼女はこの夏、立派なフラガールになります!
『パッチギ!』のトークイベントのときに
しずちゃんが踊っている
特報を見て、気になって、
そのあと『陽気なギャングが世界を回す』(だったかな?)を見に行ったときに
別の
特報を見て
しずちゃんの踊りからは想像もつかぬ、
『プロジェクトX』っぽい、シリアスなストーリーにびっくりして、
『ゆれる』を見に行ったときに
長い
予告編を見て、こりゃあ見るしかないでしょって思って前売券買って、
本日見に行って来ました。
今年見た映画のなかで、いちばんおもしろかった!!
伏線の張りかたが秀逸で、無駄なシーンがなくて、
「こうきたか!」って感心しっぱなしな、よくできた映画でした。
来月同じこと言ってる可能性大だけど、
『木更津キャッツアイ』は別格中の別格。と、いうことで。
公式サイトから引用。
昭和40年、福島県いわき市の炭鉱町。
“求む、ハワイアンダンサー”の貼り紙を見せながら
ここから抜け出す最初で最後のチャンスだと、
早苗(徳永えり)は紀美子(蒼井優)を誘う。
男たちは、数世代前から炭坑夫として、女たちも選炭婦として、働いてきた。
だが今や石炭から石油へとエネルギー革命が押し寄せ、閉山が相次いでいる。
この危機を救うために炭鉱会社が構想したのが、
レジャー施設「常磐ハワイアンセンター」だった。
紀美子の母・千代(富司純子)も兄・洋二朗(豊川悦司)も炭鉱で働いている。
父は落盤事故で亡くなった。
母は
「百年も続いたウヂの炭鉱は天皇陛下までご視察にいらしたヤマだぞ」と自慢し、
炭鉱を閉じて“ハワイ”を作る話に大反対。
それでも紀美子と早苗はフラダンサーの説明会に出かけるが、
ほかの娘たちは、初めて見るフラダンスの映像に、
「ケツ振れねえ」「ヘソ丸見えでねえか」と、逃げ出してしまう。
残ったのは、紀美子と早苗、それに会社の庶務係で子持ちの初子(池津祥子)、
そして父親に連れてこられた一際大柄な女の子、
小百合(山崎静代〜南海キャンディーズ・しずちゃん)だけだった。
そんな中、娘たちにフラダンスを仕込むために、
ハワイアンセンターの吉本部長(岸部一徳)は
東京から平山まどか先生(松雪泰子)を招く。
本場ハワイでフラダンスを習い、SKD(松竹歌劇団)で踊っていたダンサーだ。
最初は田舎町を軽蔑し、
ど素人の娘たちに踊りを教える意欲もないまどか先生だったが、
紀美子たちの熱心さに次第に真剣になっていく。
実はまどか自身が母親の借金を背負い、半ば自暴自棄になっていたが、
ひたむきな娘たちと接するうちに夢を持つ大切さを思い出していた。
そんな彼女の教えは、どんなに辛い時でも「スマイル」、笑顔をなくさないこと。
しかし、世間の風当たりは依然強く、さらに予期せぬ出来事が起こり・・・。
果たして常夏の楽園は誕生するのか?
無事に笑顔でオープンの日は迎えられるのか?
感想は、大きく分けて3つ。
1.オムニバス形式みたいに、シーンごとに主人公が変わる映画でした。
ちらしやポスターには大きく名前が書かれていなかったけど、
ただただひたむきに、フラガールになるべく頑張る、
早苗役の徳永えりちゃんがかわいかった。
今後要チェック。
紀美子役の蒼井優ちゃんが、まどか先生と打ち解けるまで
いつも何か言いたそうな表情をしていたのと、好対照を成していて、
だからこそ彼女が迎えた結末が、余計にせつなく、
その後の蒼井優ちゃんの頑張りが、心に響いた。
あと、しずちゃんが予想外の健闘をしていて、びっくりした。
単なるお笑い要員じゃなくて、
本当に立派なフラガールになっていて、
まさかしずちゃんに泣かされる日が来るとは……。
2.いろんなことをマジメに考えてしまう映画でした。
私は、周りの人たちに生きかたを規定されがちなところで育ったので
(ドロップアウトしたから、今ここにいるんだけど)
「炭鉱で生まれて、死ぬまで炭鉱で働く」という既定路線に進みたくなくて、
もがく紀美子や早苗の気持ちにシンクロしがちでした。
実は、まどか先生も同じような問題を抱えてて、
好きな道に進んだのにドロップアウトせざるをえなくなったのも
作中には登場しない、母親の影響でした。
ここらへんの機微は
富司純子がいなければ、出せなかったと思う。
バツグンの存在感。
自分の生き様を否定する娘と仲たがいをするけど、
懸命に踊る娘の姿を見て、理解しようとしたり、手助けしようとしたりする、
強くてたくましいお母さん。
ほぼスッピンだし、粗末な衣装を身につけているのに
とにかく目ぢからがすごかった。緋牡丹しょってます。
世の中が変わっても、俺たちが変わる必要はない、とか
自分の人生は自分のものだ、とか
自分は変われないけど、子供たちは新しい働き方をしてもいいんじゃないのか、とか
立場が違うと、もちろんしゃべるセリフは違うんだけど
きちんと言葉が説得力を持つように、
きちんとひとりひとりの設定が作られていていたように思います。
3.福島に行きたくなる映画でした。
東京から来たまどか先生以外の出演者は全員、
方言をつかってました。
アカデミー賞の日本代表っぽいけど、
日本語がわからない人に見せても、
おもしろさは半分くらいしか伝わらないような気がする……。
衣装を見ていれば
都会と田舎の対比くらいはわかる気はするけど。
(紀美子の高校の制服、リアルすぎ。
っていうか、
私が通っていた中学校はいまだに、セーラー服の下にブラウスを着るのが正装です。
宇仁田ゆみの
『マニマニ』以来の衝撃。)
10年くらい前に、合宿免許で白河に3週間ほど滞在していたので、
そういや福島の方言ってこんな感じだったなぁ、と
ちょっと懐かしい気持ちになりました。
(浜通りと中通りで、ちょっと違うのかも知れないけど。)
プレゼントキャンペーンで、
ハワイアンズ宿泊券が当たりますように☆
映画を見終わったあと、
手っ取り早く、ハワイっぽい気分にひたりたくなったので、
クアアイナのでっかいハンバーガーを食べてきました。
食べるの難しいけど、久しぶりに食べたらやっぱりおいしかったです。