「映画『パッチギ!』&舞台挨拶、見てきました★★★」
映画
ずーっとずーっと楽しみにしていた映画『パッチギ!』を見てきました。
場所は有楽町シネカノン。いつものアミューズCQNではありません。
舞台挨拶を見たかったので。生まれてはじめて!!
いま私は、有楽町西武にあるネットカフェにいます。
この感動を書かずにいられるか。
この物語の舞台は1968年の京都。
担任の布川先生(光石研)の思いつきで(?)
朝鮮高校に、サッカーの親善試合を申しこむことになってしまった
主人公・康介(塩谷瞬)は、
聞こえてきた音楽に惹かれて音楽室に行き、
フルートで演奏していたキョンジャ(沢尻エリカ)に一目惚れをする。
その後康介は、楽器屋で坂崎(オダギリジョー)と知り合い、
音楽室で聞いたメロディはフォーク・クルセダーズの『イムジン河』であることを知る。
アコギを購入し、坂崎に指南を受けながら『イムジン河』を練習する康介。
もう一人の主人公・アンソン(高岡蒼祐)はキョンジャの兄。朝鮮高校の3年生。
親友のバンホー(浪岡一喜)、弟分のチェドキ(尾上寛之)とつるんで
毎日康介と同じ高校の空手部の連中とのケンカにあけくれている。
アンソンには桃子(楊原京子)という彼女がいた。
桃子は妊娠してしまうのだが、
「帰国船で北朝鮮に帰り、サッカーのワールドカップに出る」というアンソンに
何も言わないまま別れを告げ、ひとりで産んで育てようとする。
……というふたつの物語が交互に展開されて、途中でひとつの物語になって、
ヤマ場を越えて、登場人物たちは大人になってゆく。
そんな物語です。
詳しく書いちゃうともったいないので、ここから先は映画館に行って見てください!!
見ないと損するよ。人生において。
泣いて、笑って、笑って、泣いて。青春映画の王道です。
この映画は間違いなく井筒監督の最高傑作です。
監督の映画、ビデオになっているのは全部見ている私が太鼓判を押します。
(「何様のつもりだ!?」ってお叱りを受けそうですが……。)
たぶんもう一回映画館に観に行くし、DVD出たら絶対買う。
でもって、これ書き終わったら数寄屋橋阪急のHMVに行って、サントラ試聴する予定。
(買ってしまうかも!!だって今日は、HMVトリプルポイントデーだし、
オダギリジョー&塩谷瞬の歌はすばらしかった。)
上映後は、お待ちかねの舞台挨拶。
私はこれを見たくて、今朝6時半に起きて、8時半から列に並んで、
整理券を入手したのです。
寒かったよ、本当に。
セキュリティの関係とやらで、9時近くまでビルの中に入れてもらえないんだもん。
マフラー+手袋+ババシャツ+貼るオンパックスで参上したんだけどさ、
でもやっぱし寒かった。
ビルのなかに入れてもらえてから少し経って、本を読んでたら
いきなり『ラジオ体操第一』がかかって
つい「ゆず!?」って思ってしまったんだけど
(ゆずっこではないみなさんのために解説しましょう。
ゆずのコンサートでは、開演前に必ず「ラジオ体操第一」がかかり
ご本人、スタッフ、警備員、そして観客全員が、その場でラジオ体操をするのです。
7月の横浜国際競技場は約5万人×2日間……。)
当然ながら、そうではなくて、ビックカメラの朝礼の一環だった。
(扉をあけてこっそり覗き見したら、全員で踊ってた。)
話が少しそれてしまったので、元に戻しましょう。
舞台挨拶に来たのは井筒監督、塩谷瞬、沢尻エリカ、浪岡一喜、尾上寛之、
光石研、真木よう子(アンソンの元同級生・ガンジャ役。
アンソンと桃子を再会させるきっかけを作った)。
映画のなかではダサダサな髪型をしていた塩谷瞬、
実物はめちゃめちゃ格好良かった。
戦隊ものか何かに出演していたらしく、ファンらしきおばちゃんが結構いた。
トークもはずむし(途中で出演陣を仕切ってしまって、
司会の人に「僕が司会なんで……」って突っ込まれていた。)、
演技はこの映画を通じて確実にうまくなっているみたいだしで
(たぶんほぼ順撮りなんだと思う。
最初のころはオダジョーに圧倒されてたけど、最後のほうは主人公の風格が出ていた。)
今後が楽しみな役者さんです。
沢尻エリカは、映画同様、可憐だった。青春映画のヒロインはこうでないと。
真木よう子も、映画同様。格好いい感じの女の子だった。
空手をやっていたとかで、どおりで跳びゲリが決まってたわけだ。と納得した。
尾上寛之、もうちょっとトークがんばろうね。
浪岡一喜、声でかかった。
塩谷・尾上・浪岡の3名のトークはものすっごく雰囲気が良くて、
本当に仲が良さそうだった。
光石研、よく見れば結構格好いいのに
どのドラマでも映画でも常に怪演しているすごい役者。
映画のなかでチョークを折るシーンがあるんだけど、
あれを仕込みでなくやってのけるとは……。
このひとには神がついてます。
そして井筒監督。
最初の挨拶は
「ありがとうございました。
(少し間があいて)寒いなか、ありがとうございました。」
本当に寒いなか待った甲斐があったなーって思った。
最後の挨拶は、何かもう感無量!!っだったのか
体調がすぐれなかったのか、あんましはずんでなかったけど
「12よりもイケてるってこのあとメール出してください。
チェーンメールっていう手もあります。」って。
うん。
確かに。12はほとんど洋画を見ない私ですら知ってるような役者が
ゴロゴロ出演しているのに対し、
『パッチギ!』に出演しているのはほとんど無名に近い新人ばかりだけど
たぶん今このタイミングじゃなきゃ撮れなかった、
奇跡のメンバーで作った映画なんだと思います。
希望にあふれているから、続編は不要。
よりによってこんなタイミングで、
サッカーのワールドカップの予選の組み合わせは日本対北朝鮮。
映画のなかで布川先生はこうおっしゃっていました。
「戦争のエネルギーを、平和にかえよう。」
その言葉の普遍性は1968年当時も、2005年のいまでも変わることはありません。
こんなすばらしい映画が、なんで日本では大々的に宣伝されないんですかね?
なんで話題にのぼらないんですかね?
しつこいけれど、もう一度書きます。
見ないと損するよ。人生において。
泣いて、笑って、笑って、泣いて。青春映画の王道です。