4話目です。
3話目から何年後かの、話です。
少しグロイかもです・・・。
続きからどうぞ。
初めての
今思えば、たった5歳で大人に勝てるとは・・・我ながらすごいな・・・
あれから五年。
今は十歳。
殺し屋の一歩手前とはいえ、五年も続けていると結構経験値も高くなっている。
「月〜・・・」
流菜が甘えた声で俺を呼んだ。
「何?」
流菜はあの後すぐ、自分もやると言い出して同じ仕事をやり始めた。
驚いた事に、流菜も普通に大人に勝てるレベルだった。
血はあらそえないな・・・
「あのさ、次の標的だけど、この人結構強いらしいんだ。本職の殺し屋とか・・・」
「本当!?・・・でも大丈夫だよ、何とかなるって」
「そだよね、でもこの人、気絶させれるかな・・・?」
流菜の手には、依頼主から持たされた標的の写真がある。
その写真の男は目つきが悪く、大きな体でがっしりとした体系をしていた。
「・・・う〜ん、まぁ何とかなるだろ」
「それしか言えないね。まぁいいや・・・」
流菜はため息混じりに言い、街の方に目をやる。
「あっ、いた!!」
流菜が小声で言いながら、人ごみを指差した。
「・・・あっ、本当だ。」
人ごみの中には標的の男の姿があった。
「噂をすればなんとやらだな・・・今日やるつもりは無かったけど、チャンスだな」
「うん、今日のうちに仕事済ませちゃおう」
流菜と俺は人ごみをかき分け、尾行を開始した。
男は町外れの古びた小屋に入っていった。
「どうする」と、流菜に目で合図をした。
「行こう」と、言ったのだろう。あごを軽く突き出して合図し返してきた。
俺は扉をそっと開けた。
「誰だ!!」
中から男の声が響く。
流菜と俺は中にサッと入り、扉を閉めた。
「なんだ、ガキか・・・」
男は脱力したように肩を落とし、俺らの方に向き直って言った。
「ガキども・・・これを見られたからには生かしちゃおけねぇ・・・」
小屋の中は薄暗く、壁などにはナイフや銃などの武器がたくさん置いてあった。
「何とか言えよ!!」
ずっと黙っている俺たちに、男は大声を張り上げて襲って来た。
ドゴッ
いつものように俺は男の攻撃をかわし、腹を思いっきり殴った。
たいていの奴はガキだと油断して、これで気絶する。
「へっ・・・なかなかやるじゃねぇか!!」
とたんに俺は息が苦しくなる。
男が俺を体で押さえつけていたのだ。
「なんつー力だ・・・だが、ガキのわりにはな!!」
男が俺を締め付ける。
い、息ができない・・・
苦しい・・・
必死にもがくが、がっしりと押さえつけられ抜け出す事が出来ない。
だんだんと意識が遠のいて来る。
やべっ、意識が・・・
ドッ
ブシャァァアア
「ぐァァアアアア!!」
遠くの方で男の悲鳴が聞こえる。
「てめぇ・・・」
ドサッ
俺の近くで何かが倒れた。
と同時に、息が出来るようになり、俺は急いで息をした。
「ゲホッ、ゴホッ・・・」
激しくむせ、床に倒れたまま流菜の方を見た。
手は真っ赤に染まり、同じく真っ赤に染まったナイフを持っている。
「ハァ、ハァ・・・」
荒く呼吸をして、目を見開いているその顔は、混乱と絶望の色を見せていた。
俺も流菜の視線の先を見る。
男が背中から大量の血を流し、俺の目の前で倒れていた。
戦闘シーン少な!!
なんか自然にそうなりました。(笑

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