2010/4/10

今日の気になるニュース:沖縄、米軍兵士の犯罪が多発するのはなぜ?  

引用開始

沖縄で外国人が釣り銭盗む 基地内へ逃走、軍関係者か
2010.4.10 12:07 産経ウェブニュース
 9日午後11時40分ごろ、沖縄県浦添市の米海兵隊牧港補給地区ゲート前で、タクシーに乗っていた外国人の男が、降りる際に現金約4000円が入った釣り銭箱を盗んで、同基地内に逃走した。タクシーの男性運転手(51)にけがはなかった。浦添署は米軍関係者による犯行の可能性もあるとみて窃盗事件として捜査している。

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普天間飛行場移設問題が注目されだした昨年11月7日、読谷村で陸軍二等軍曹が死亡ひき逃げ事件を起こして、「やっぱり米軍は沖縄から出ていってほしい」という世論が巻き起こったものだが、この1ヶ月くらいの間にも次々と沖縄における米兵の不祥事が起こっている。

3月12日、沖縄市で陸軍伍長と上等兵がタクシー強盗。
3月16日、海軍三等兵曹が名護市でひき逃げ。
3月27日、那覇市で海兵隊員が酒気帯び運転で逮捕。
4月3日、海兵隊二等兵が北谷町の商業施設でTシャツ万引きし逮捕。
4月7日、空軍二等軍曹が那覇市で酒気帯び運転。

いずれも、取り調べ中、逮捕された、起訴された、というもので、犯罪が認定されて刑が確定したものではない。しかし、ここまで多発すると、「わざとやってんじゃない?」と勘ぐってしまうのは我輩だけだろうか。

徴兵制もなくなった今どき、軍に入隊するアメリカ人なんて仕事にあぶれたろくでもないヤツらばかり、ある意味、兵隊が不祥事起こすのは当たり前で、それだからこそ沖縄県民は多大な迷惑を被っている、と切って捨てるのは簡単だ。とはいえ、アメリカ軍だって不祥事が起きないように措置は講じている。「沖縄の文化を尊重しよう、日本の法律を守りましょう」と米軍基地内で講習会をやっているのをテレビで見たことがある。習慣の違いというのは厳然としてある。よく、交通事故を起こした米兵が基地に逃げ込むという事件が起こるのだが、日本と諸外国の事情が違うことが一因だと思う。我輩も青年海外協力隊員として中央アメリカのホンジュラス共和国に赴任していたことがある。交通事故に関して隊員が受けていた指示は、「事故を起こした時、報復を受ける恐れがあると判断したら、いったん現場を離れろ」だった。

もちろん、予期せず起こした交通事故と、強盗や窃盗は違う。そして、短期間にこれだけのことが起こっているのを見ると、「わざとやっている」ではないにしても、やはり普天間飛行場移設問題が、沖縄駐留アメリカ兵たちの心理に微妙な影響を及ぼしているのではないかと推測してしまう。

平和ボケした我々日本人は、戦争なんて起こりっこない、本当はアメリカ軍基地なんていらないんだけど、第二次大戦で負けたからしかたない、アメリカのために基地を提供してやっている。できれば出ていってほしい。ついついそう思いがちだ。しかし、アメリカ軍のほうでは、「日本は、憲法9条がある、非核三原則がある、防衛費をGDP1%以内に抑えるという縛りがあるとか何とか言って、自分の国を自分で守ろうとしない。だからオレたちが守ってやっている」という意識があると思う。じつは、そもそも現行憲法を日本に押し付けたのはGHQだし、アメリカ自身が日本の自主防衛を阻害している面も多分にあるのだろうが、末端の兵士にはそこのところは分からない。

そこへもってきて、「普天間飛行場は移設しろ、海兵隊は県外へ行け、いや国外へ行け」などという声が聞こえてくれば、当然おもしろくないだろう。人間というのは感謝されたがるものだ。我輩だって教師としてやるべきことをやらねばならないと思いつつも、授業アンケートでボロクソ書かれると、「やってらんねえよ!」とついつい言いたくなる、こともある。逆に、「有意義な授業でした、ありがとうございました」と書いてあれば、もっとがんばろうと思う。軍人だって同じだ。感謝されていれば、「軍紀を守って、任務に励もう!」となるだろうし、「あんたたちがいること自体、迷惑なんだよ」と言われれば、「やってらんねえ、酒でも飲むか」となるだろう。

ところが、日米同盟を深化させ、緊密な連携をとるとか何とか言っている現政権の防衛大臣が言っていることがこれだ。

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防衛相「(米軍施設は)迷惑施設」 参院外防委で
2010.4.8 19:01産経新聞ウェブニュース
 北沢俊美防衛相は8日の参院外交防衛委員会で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題に関連し、「一般的にいえば『迷惑な施設』としての米軍の駐留地を建設する。大変な反対の中で犠牲を払ってやっていただくわけで、並大抵のことではない」と語った。佐藤正久氏(自民)の質問への答弁。普天間飛行場移設問題をめぐり日米関係がぎくしゃくする中、担当閣僚が米軍施設を「迷惑施設」と発言したことは、米側の感情的な反発を招きそうだ。

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北沢大臣は「みどり丸遭難事故」というのをご存じだろうか。我輩も、沖縄出身の軍事ジャーナリスト恵隆之介氏がテレビで話しているのを聞いて初めて知った。昭和38年(1963年)8月17日夕刻、那覇−久米島連絡船フェリーみどり丸が横風を受けて那覇沖で転覆、沈没。300人が海に投げ出された。海流も速く、サメが出る海域だった。普天間のアメリカ軍は24機のヘリコプターを全て出動させて遭難者の救助に当たった。何百発もの発光弾を打ち上げて、朝まで事故現場を照らし続け、遭難者を海から引き揚げた。発光弾が足りなくなると、板付から戦闘機を飛ばして空輸した。

死者・行方不明者は112人。我輩が思うに、米軍が出動しなければ、おそらくは海に投げ出された300人全員が助からなかっただろう。

ところで、沖縄における反米軍感情をいっきに燃え上がらせた事件として、平成7年(1995年)の沖縄米兵少女暴行事件がある。海兵隊の兵士3名が、12歳の女子小学生を拉致した上、集団強姦した事件だ。いたいけな少女に生涯癒えることがないであろう傷を負わせた憎むべき事件だ。我輩は、この事件の犯人たちに何ら情状酌量の余地はないと思う。

重ねて言う。強姦事件を起こした兵隊たちを擁護するわけでは決してない。だけど、である。日本国内で外国人の犯罪が起きたときには、新聞やテレビなどマスコミで決まって聞かれる言葉、「犯罪を犯してしまう人もいますが、大部分の外国の方は日本に来てまじめに働いている方たちなんです。(だから、外国人排斥運動とか起こさないでね)」というのが、ことアメリカ軍兵士の事件については全く聞かれない。以下のような事件と、米軍兵士の犯罪の報道を比べてみたらいい。

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福岡性的暴行:英会話学校の米国人経営者を起訴
2010年3月26日 0時42分 毎日新聞ウェブニュース
 福岡地検は25日、福岡県内で英会話学校を経営する米国人、ランプ・アラン・ニール容疑者(69)を、教え子だった小学生の女児に対する性的暴行の罪で起訴した。
 県警は1月、別の女児にわいせつな行為をしたとして、被告を児童福祉法違反容疑で逮捕(処分保留)し、家宅捜索でわいせつな行為を撮影したビデオテープ600本以上を押収。2月に児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)容疑で再逮捕=同罪で起訴=し、さらに今月、性的暴行の疑いで逮捕していた。
 県警は数十人が性的被害に遭ったとみて余罪を追及している。現在のところ、映像の外部への流出は確認されていないという。【江田将宏】

引用終わり

沖縄米兵少女暴行事件に勝るとも劣らぬ憎むべき犯罪ではないか。なぜもっと大きな騒ぎにならないのか。なぜ、「日本にいるアメリカ人英会話講師は出てゆけ!」という声が起こらないのか。何かが歪んでいる。我々の認識だ。戦後このかた「軍隊は悪」と洗脳され続けてきた我々の認識の歪みなのだ。、

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2010/4/12  3:49

投稿者:中嶋

最後の女子暴行事件は、とんでもなく許せない事件です。
マスコミがもっと報道すべきではないでしょうか?
 むしろ、マスコミが米国人犯罪については報道を控えていますね。
 特に、アメリカ政府のプロパガンダ機関でしかないフジサンケイと読売は。

 米軍出て行け!という声が大きいのは、米軍基地の存在自体の心理的圧力、物理的な被害があるからでしょう。特に被害は毎回異なる人間が、毎日のように事件を起こしている。だから、彼らの所属する集団そのものの責任を問うている。
 事件の背景および質が、米人英語教師の事件とは異なります。この点をお忘れなく。

 ただし、とんでもなく許せない事件です。

2010/4/12  3:44

投稿者:中嶋

昭和38年当時、沖縄が米軍施政下にあったことを考えれば、米軍が出動するのは当たり前のことですが。

 米軍と沖縄を語るのなら、もう少し、沖縄を知ったほうがよろしいのではないでしょうか?
 
 沖縄へ行ったこともなく、また本土にいて米軍基地の実際の被害にあったことも無い方はらしき論調で、正直、保守を主張する人のの言い分とは思えません。

 実際に基地のそばに住み、毎日米軍機が実家の上飛来し、かつ1970年代には自分の家から数キロのところで米軍機が墜落したという事件を知っているものとしては、到底、米軍基地を受け入れられませんね。



 単なる対米従属、日和見主義者の主張にしか見えません。

2010/4/12  3:38

投稿者:中嶋

読ませた頂きました。
いちど、沖縄へいかれ、基地の現状を観察されることをお勧めします。

ネットや新聞ではわからないことが見えてきますから。

人類学者として、この件を実際に扱い、現地で、双方からの聞き取り調査をされてみてはいかがでしょうか?

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