Anthony's CAFE 文化部(ギャラリー)

文化や芸術って、堅苦しいものじゃないんです。日常の延長です!

 
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投稿者:okyo
秋刀魚を題材にしている作品は多いですよね〜〜と、書きながら秋刀魚って何故か風情があり市民的ですよね。中也も春夫さんもボンボンやったのですね。ボンボンぐらいじゃあないと・・・だった世の中・・・私もボンボンになりたかった。^^
投稿者:Anthony
中原中也にしてもそうだけれど、ボンボンとか、放蕩とか、いいねぇ。そんな家に生まれたかった。放蕩したかった。現実は長野で、ほうとうを食らうだけ。でも、味噌味はダメなんですよ、僕は。

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投稿者:英泉
紀州藩御典医の家系に生まれた佐藤春夫は、いわゆるボンボン。理解ある父に経済的に支えられて、思うまま文学に精進し、文豪の名をほしいままにした。「秋刀魚の歌」は、一読すれば侘しげだが、これもまた、彼の奔放な人生の一時期の心情を吐露したもの。
●秋刀魚焼き 文学語る女なし
  今宵もひとり 秋刀魚を喰らう
 …てな心情ですな、わたいのばやい。
●願わくば 心優しき女あれ
   されば汝とふたたびの春
 アンソニーちゃん、然るべき女を捜してきて頂戴んか!  
投稿者:Anthony
秋刀魚の歌といえば佐藤春夫ですね。僕は年に1回は和歌山県新宮市を訪ねている。熊野速玉神社の境内に佐藤春夫の「望郷五月歌」の詩碑があり、すぐそばには新宮市立佐藤春夫記念館がある。佐藤春夫は明治25(1892)年にこの近くで生まれている。
また「山紫に水明(きよ)く、人朗らかに情けあり」という新宮市歌まで作っていて望郷の詩人と言われている。

同じ和歌山の紀伊勝浦駅にも佐藤春夫の詩碑がある。紀勢本線全線開通の1959年(昭和34)に建立された「秋刀魚の歌」である。
声に出して読みたい詩であり、全編暗誦したい詩である。とりわけ「そが上に青き蜜柑の酸(す)をしたたらせて さんまを食ふはその男がふる里のならひなり」のフレーズと「そが上に熱き涙をしたたらせて さんまを食ふはいづこの里のならひぞや」との対比が良い。好きな詩である。
しかし「あはれ、人に捨てられんとする人妻と妻にそむかれたる男と…」というフレーズもあり、駅前の詩碑としてはいかがなものか。
只の観光客としての僕なら、佐藤春夫からは次のこの句を選ぶだろう。「恋語る魚もあるべし春の海」
駅から5分の近くに水揚げ日本一という勝浦漁港があるし、ここの駅弁はさんま鮨である。僕が惚れた「人朗らかに情けあり」の風土にあっているし、観光地の句碑に適していると思う。

で、4年前に新宮を真摯な文学の徒である最愛の彼女(元)山下麻子と訪ねた時に佐藤春夫の詩を参考にして詠んだ句が「熊野路に あはれ秋風 秋刀魚鮨」だった。




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