2012/12/26

羽毛布団の利用と手入れ(2)  羽毛寝具

クリーニング

羽毛布団のクリーニングについてはいろいろ難しい問題点がある。

羽毛布団の歴史が、わが国では比較的新しく、まだそれほど
普及していないために、消費者がクリーニングに出すケースも少なく、
クリーニング業者にもそれだけのデータが揃っていない。

しかし、まれにクリーニングによるトラブルもあるようで、
クリーニング業者でもテストプラントによる試験などによって研究を
続けており、寝装企業にとっても興味ある項目について上げておこう。

@クリーニングの方法=水洗いよりドライクリーニングの方が若干良い。
              水洗いすると羽枝がくっつきあって、かたまってしまい、
              タンブラー処理などにより長時間もみほぐさないともとの
              状態にもどらない。

              ドライクリーニングでは羽枝があまりくっつかないため、
              わすかなタンブラー処理でもとの状態にもどる。

A溶剤による変化=ドライクリーニングにおける溶剤の違いによる差異はあまり
            認められないが、長時間処理するとダウンばかりでなく、
            生地や縫製が傷むことがある。

Bトラブル例とその原因=クリーニング中にキルティングが切れたものは、縫製不良、
               着用中の脆化、またはクリーニングの強すぎと考えられる。

               ダウンがとび出すものは生地加工の不良、縫製不良、
               またはクリーニングの強すぎによる加工の脱落です。

               ダウンが移動するものは、キルティング不十分、着用不適切、
               クリーニングの強すぎなどです。

               カサが減ったものは不良ダウンまたはフェザーの不良、
               着用やクリーニングによるフェザーの折れ、着用や
               クリーニングによる羽毛どうしの絡み合いで団子状態に
               固まるなどが原因とみられる。

               油ジミのシミ出しは、ダウンの洗浄不良、
               但し水洗いでは出にくい。

Cクリーニングに出す前に=こうしたトラブルを避けるために、クリーニング店の
                店頭でぜひ確認しておかなければならないことは
                1.キルティングが切れていないか
                2.ダウンのかさが減っていないか
                3.ダウンが移動していないか
                4.生地からダウンが出ていないか
                5.ひどい汚れのある個所などです。

                なお、今度羽毛の普及が進むにつれて、クリーニングに
                出す回数も増加するが、これと共にいろいろなトラブルも
                発生すると思われる。

                したがって、羽毛布団の需要が急伸している現在、
                羽毛布団業者とクリーニング業者とが、今後の
                クリーニング方法についての研究会や話し合いを
                しても良いと思われる。

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2012/12/25

羽毛布団の利用と手入れ(1)  羽毛寝具

使い方

@羽毛布団の特徴を最大限に生かすために、身体に最も近いところで使用することです。
 
 すなわち、毛布や肌布団などを身体と羽毛布団の間に入れず、
 身体にじかに掛けるのが本当の使い方である。

A真冬など羽毛布団だけでは寒く感じる場合は、周囲の条件に合わせて
 毛布やタオルケットなどを羽毛布団の上にかけることです。

B羽毛布団専用のカバーをつけることです。

 これによって羽毛布団の風合いや機能を損なうことはなく、
 側地のいたみや汚れを防ぐことになる。

手入れの仕方

@羽毛布団は吸湿性が特に優れているので湿気を嫌う。

 したがって、つねに乾燥した状態を保たねばならない。

 乾燥させる回数は多くてもかまわないが、最低でも一週間に一度は干すべきであろう。

 湿った状態で長く置いておくと外部から雑菌が入り羽毛に悪い影響を与えることになる。

A乾燥の仕方であるが、直射日光に干すか、陰干しするかについては
 業界内でも賛否両論がある。

 つまり、直射日光に当てると表生地によっては色あせするばかりでなく、
 タンパク質劣化という現象をおこし、羽毛に含まれているタンパク質が
 悪化してもろくなり、力が加わると細かく折れてしまうという見方である。

 無難なところでは、晴天時に風通しの良いところで三時間ぐらい
 干すというところであろう。

 どうしても直射日光に干す場合はカバーをかけて干すと色あせの心配はない。

 いずれの干し方にしても、乾燥後は布団を軽くたたいて、羽毛の片寄りをなくし、
 ふっくらとさせるようにすることです。

B布団乾燥機による乾燥も問題ないが、乾燥中は室内の換気を充分に行なうことです。

 布団から出た湿気が部屋にこもっていると、せっかく乾燥させた布団が再び
 その湿気を吸収することになる。

C常時使用することが最も良い手入れであるが、長期間使用しない場合は充分に乾燥させ、
 できるだけ風通しのよいところに防虫剤などをはさんで保管することです。

 羽毛布団の上にはあまり重いものを乗せないようにしたい。

D側地には特殊な生地が使ってあり、羽毛がとび出さないようになっているが、万一
 小さな穴があくと、そこから羽毛がとび出すので、細心の注意を払う必要がある。

 穴や破れは修理工賃がかなりかかる。

 最近は補修布がついている商品もあり、家庭でアイロンによる
 補修が簡単にできるようになっている。

E専用カバーを使うことにより、羽毛布団の汚れを解消することはできる。

 それでも汚れがひどくなった場合は必ずクリーニングに出す。

F大事に使えば20年位(布地が損傷するまで)は楽に使える。

 表生地を取換えする場合は必ず専門店または専門の業者に出すことです。
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