2008/11/5

サイバラのまなざし  ぬるめに本の話

西原理恵子って、優しい人なんだよなぁ・・つくづく・・と、改めて思う。クリックすると元のサイズで表示します

今日テレビつけたら、たまたまフジテレビの「どーも☆キニナル!」ってぇ、よりによってこぶ平の番組サイバラが生で出ており、この番組は、今ブロス見て初めて番組名知ったくらい(笑)あまり見たことがないんだけど
(だっていつもウラの子連れ狼(再)を見たり・・っていやなんでもないです)
サイバラの生き方かなんかの特集のような感じだったのでサイバラ作品のファンとしてはそのまま見ることに・・・。





そうしたら、
その中で当然、元夫で一昨年亡くなった鴨ちゃんこと鴨志田穣が出てきて、「動いている鴨ちゃん」を初めて見ることができた・・(T_T) 


サイバラには、鴨ちゃんとの間にこどもがふたりいて、8歳の息子・6歳の娘と暮らしている。

もうそんな大きいんだなぁ・・・私は新聞での「毎日かあさん」を見てなくて本でしか(またはたまぁーーーーに出るテレビくらい)でしか見ないので今そんな大きくなったんだ・・と思った。

息子のランドセルのうらっかわに描かれた、かわいらしいヘンないきものの落書きは「いけちゃんとぼく」の「いけちゃん」の元ネタだそうで、そういうかわいい落書きを見逃さないで素晴らしいドラマを作り上げるサイバラに、母親目線・・やさしい、とてもやさしいまなざしを感じる。

猫がほしいほしいという娘が、やっと子猫を飼ってもらって、文字通り猫っかわいがりをしているとこへ、8歳の兄が「この家で一番小さくて可愛いのはオマエじゃなくて猫になったんだよ」と意地悪を言う。
娘は、猫はかわいいんだけど自分よりかわいくないーー!!!!!と自分イチバン!ってイスを譲りたくないオンナゴコロを見せたりする(笑)

それをまた、サイバラが、笑いながら見ていて、まいにちかあさんのネタにする・・。

母親のやさしいまなざしで見た光景を、面白くマンガにする、
プロとしての西原理恵子。

日々の今の暮らしの中に、鴨ちゃんの遺影、その前に置かれたお花とお茶
きっと、このお湯のみは、鴨ちゃんが生前使っていたんだな・・と思う。

鴨ちゃんは、アルコール依存になり、暴れるのと入退院とを繰り返してサイバラとは離婚。そして、アル依存は、自分ひとりで克服して、
離婚したのに「私のうちに帰ってきたんですよ・・」と、サイバラは言う。

しかし、アル依存がいなくなるのと入れ替わりに、今度は「癌」がやってきた、と。
サイバラは、癌で余命6か月だった「元夫」を見守り、そして、看取る。

サイバラは言う。
「私のやってることは、世界中の女がやってることで特別なことではない。どこのおかあちゃんもやっている事だと思う・・子供育てて、夫が病気なら見て、・・・・見送って・・・・」と言っていた。

きっと、サイバラの持つ「家族意識」ではそうなんだろうな、と、これはやっぱり作品を見ていればわかる。

アルコール依存は進行する病気で、がんと同じなのに病気となかなか認識されない、自分もそう思っていたから離婚した、という。
今なら、アル依存が「病気だ」ってわかったから、
もっともっと早くに病院連れてくことができた、とも。


サイバラの作品に出てくる「家族」はたいてい「普通よりもいびつ」だ。

そのいびつな家族関係の中にある、優しい気持ち・・・・。

裕福なこと、家族がそろっていること、それ「だけ」が幸福なのでなく
一見複雑で、不幸っぽく見える家庭にも一抹であっても幸福や優しさや、「何かの」愛があったりする。

サイバラは、その「瑣末な愛」「瑣末な優しさ」を、けして見逃さない。

優しくて
情が深く
ずるがしこく弱いフリして逃げることが、できない性格。

そして、いつも思うことだけどサイバラは「これが普通で自然」な生き方で考え方だからか、人に説教しないんだよね、こういう精神論みたいなこと。
読者に「ぶちまけない」「かたらない」「持論を展開しない」。
単なる「描写」であり「生活のなかの自然なこと」


それが今までのサイバラの生き方なんだろうなぁ・・・。

ジンときたり、笑ってるのに物哀しい部分には強い吸引力があって、引きこまれる作風には、さりげに大切なこと、なんだろうと思う。

きっと、鴨ちゃんにとってサイバラは「いけちゃん」だったろうし
いけちゃんには消えないでそばにいてほしかったろうし
実際サイバラは、鴨ちゃんのそばにいた、最後まで。

「いけちゃん」みたいに、ふんわりと鴨ちゃんを包みこみ、安心させて、病気の鴨ちゃんを見ていたんだなぁ・・・・・・。
きっと、きっと・・想像でしかないけど。
→●いけちゃんとぼく
そういえば、来年映画化されるそうです。



ところで、番組の中では、「曲」が流れ、それが今発売中のCDブック
「鴨志田穣・西原理恵子ラストコラボレーション〜戦場カメラマンの唄」というもので、
鴨ちゃんが生前書いていた詞に、曲がつけられ、サイバラの本とコラボされているもの、だったのだけど。

どーーーも、聞き覚えのある声・・そして特徴のある曲調・・・もしや・・もしや・・・・・・・と思いつつ
検索したらなんと!!
番組で流れていた「戦場カメラマンの唄」
作曲・・佐藤タイジ
歌ってるのはシアターブルック
だった・・・!!

こちら。


う〜〜〜(゜o゜)
シンクロ???????と思ったくらいびっくりしたなー。

THETRE BROOK(シアターブルック)・・アルバム、実は全部持ってるんだけど最近あんまり聴いてなくて
というか活動も休止してたりするんだけど、でもやっぱ好きで
こないだのカラオケの記事のときも、やっぱシアターブルックの名前あげたくらいだけどだいたいシアターを知ってるーーって人は少なかったりして(-_-;)
(元・ファミシュガの沼澤さんが現在のドラマーであり、タイジのギターテクとのコラボが素晴らしい演奏なんだけどなぁ・・・・・)

なので、なしてサイバラ絡みで佐藤タイジーーー??シアター???と。

ちなみに収録曲は

01.戦場カメラマンの歌 作詞:鴨志田穣 作曲:佐藤タイジ 歌:シアターブルック
02.苦しくなる  作詞:鴨志田穣 作曲:大工原亨 歌:大工原亨
03.おおきくなあれ 作曲:SOI 演奏:SOI
04.夢を追って  作曲:SOI 演奏:SOI
05.大切な人  作詞:鴨志田穣 作曲:おおはた雄一 歌:おおはた雄一

で、SOIというのは、川村由花と深澤秀行のユニットで、
3,4は鴨ちゃんの詞にインスパイアされて、SOIで作ったインストゥルメンタルだそうです。

うーーーむ・・・ポチろうかな・・・。
10月にタワレコでイベントあったらしーけど知らなかったーー(>_<)

しかし、戦場カメラマンの唄、で曲がタイジっての、ものすんごくしっくりくるなぁ。


今日、動く鴨ちゃんを見られて、よかった。
鴨ちゃんは、どの映像でも、笑ってた。
遺影のなかでも、ニットの帽子をかぶって、笑ってた。


そして書いていた詞は、サイバラの手で今年、世の中に、出た。


サイバラは「おかあさんがいつも怒ってる家は、めちゃめちゃになる(自分ちがそうだった)。おかあさんは笑ってたい」と言っていた。


そのセリフは、これまでの漫画のなかにも出てきたような気がする。


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2008/11/8  21:54

投稿者:ツバッキー

◆sakumiさん はははは、私もうっかり
「サイババ」て読みそうになりますわ(笑)
サイバラの漫画読まれたことないんですねー。 めっちゃくちゃなのもあるし、
ホロっとするのもあって、色々なんですが、ハマるとおもしろいです。

おおーーー、骨付き鳥食べたんですね^^
私、大阪にいるときはこの店のこと知らんかったんが、今悔やまれますーー!!
東京にはないから・・・
横浜に行かないとーーーっ。
もっかい食べたいです。

リンクありがとうございます^^

http://moon.ap.teacup.com/tsubaki-net/

2008/11/8  17:04

投稿者:sakumi

すいません。最初、題名を見て「サイババ」かと思いました...。
とっても興味がわいたので、ぜひサイバラさんの作品を読んでみますわぁぁ...。(汗)

↓の骨付鶏、あんまりおいしそうなので、さっそく食べましたよ〜!!!
おいしかったです〜〜!!!(涙)
ちなみに勝手ながらうちのブログの記事に、ツバッキーさんとこへのリンクを貼りました。
よろしくお願いしますです。

http://sakumi.blog24.fc2.com/

2008/11/7  18:40

投稿者:ツバッキー

◆あんとんさん まあ、無頼派っちゃあ、無頼派なんでしょうねぇ(~_~;)

でも、やっぱり根底には
もともと優しさがあるんですよね、サイバラって。
弱者を、嗤う、んでなくて
見てる、みたいな・・・・。
発展途上国へ行ってあれこれレポしつつも
いつも子供に優しくて、ヨワいんだよねぇー。

FXの件、そういうことかぁー。
大けがですなぁ・・・・笑

http://moon.ap.teacup.com/tsubaki-net/

2008/11/7  0:22

投稿者:あんとん

動く鴨ちゃん見たかった…(;_;)

こぶ平めっ!ヽ(`Д´)ノ

20年もハチャメチャなマンガ書いてきて無頼派と呼ばれつつ(笑)、一方で「ぼくんち」のような叙情的な作品が書けるという絶妙なバランス感覚がサイバラの魅力だと思ってますが、家族できてからちょっと変わったかなあと。
人を見るまなざしが前より優しくなった気がします。
まあ、いじる人はとことんいじるのは相変わらずですが(^_^;)

FX損失1千万円は「毎週かあさん」によると、ネットで連載した先物投資まんが「西原理恵子の太腕繁盛記FX」による負傷らしいっす。
相変わらず無頼派…(笑





http://blog.auone.jp/twingo/

2008/11/6  22:35

投稿者:ツバッキー

◆びーとさん へえーー、SPA読まないから(-_-;)知らなかった・・・。
CDの告知もあったのね。
きっと、そのマンガは単行本でまた出ますね。
しかし、永ちゃんの曲歌うんや・・・(^_^;)

濃いぃーーーーーー。


http://moon.ap.teacup.com/tsubaki-net/

2008/11/6  22:33

投稿者:ツバッキー

◆アドルん 男女の話って、他人にはまったくわかんない部分(当事者にしかわからない、みたいな)が、多いと思うのですが、
サイバラと鴨ちゃんの場合も、きっと
そういう二人にしかわからん部分に、たくさんのつながりとか愛情があったんでしょうね。

当初、やっぱ共依存的なとこもあったんだろうな・・と思うんだけど、やっぱり
情が深くて、、二人とも。
まあ鴨ちゃんが甘えてたんだろーーなぁ。

>>懐かしく郷愁の念を感じる不思議な人


そうそう(笑) ノリがけっこう昭和風味だよね^^  


http://moon.ap.teacup.com/tsubaki-net/

2008/11/6  12:47

投稿者:びーと

ちょっと前の「SPA!」に、西原さんが
バンドに挑戦する漫画が載ってて読みました。
そこで、「戦場カメラマンの唄」(唄・作曲 佐藤タイジ シアターブルック)って
見たよ〜。
で、バンドに挑戦するのは前編しか読んで
ないので、果たして無事矢沢永吉を完奏できたのか
どうかわからない(笑)・・・。

http://wishes.exblog.jp

2008/11/6  12:43

投稿者:アドル


鴨ちゃんの勝手気ままな“ただいま(^-^)/”を受け入れ献身的な介護の末最期を看取った西原の情の深さには陳腐で安っぽい恋愛ドラマじゃ決して作り出せない高次元な愛を感じます

西原って同じ時間軸を生きてる人なのになぜだかやけに懐かしく郷愁の念を感じる不思議な人なんだよなぁ。



それにしても長男くんが妹に放ったエッジの効いたセリフには血の受け継ぎを見せつけられたようで( ̄ー ̄)ニヤリッとさせられちゃいますなぁ笑

http://limo.jp/a.php?rs=483167681871

2008/11/6  8:21

投稿者:ツバッキー

◆しげのんさん ブロス、漫画特集ですね。
サイバラ出てるの??(ノーチェックだ!!)
そうだ、次回から家に来ますね(笑)
私、申し込んだとき、10月のヤツから来るもんだと思いこんでいて、来ないじゃん!!!!とヤキモキしてたんす笑
次回から仲間ですねっ、うふ。

サイバラの作品は、ほんとめちゃめちゃな生活ぶりだけど
必ずどこかに優しさがあって、そういうとこがわかるからファンも多いんでしょうね。
必ず全部買う!とかでなく、立ち読みも多いんですけど、要所要所でツボなんですよね・・・。

http://moon.ap.teacup.com/tsubaki-net/

2008/11/6  8:18

投稿者:ツバッキー

◆くましろちゃん そうそう・・サイバラにシアターって・・なんで今まで見逃していたの?自分(~_~;)って思ったよ(笑)
このCD、発売が延びて9月になったみたいで
シアターの活動休止中に発売になってしまったからかなぁ。


ブログって西原のですよね。
(一瞬タイジのブログってマイスペ以外にあるのか??と思ったよ)
この記事の、CDのリンク先にもあるよん。
猫の菊ちゃんがとてもかわいくて・・(ってくましろちゃんは猫嫌いよねw)

昨日テレビ見て思ったことは
シアターの曲はすぐわかる・・ということ(笑) ほんと、すぐ「もしやこの声・・・もしやこの曲調・・・」てすぐわかってすぐ検索したもん。 地上波でタイジってほとんどないから貴重だったかも。
私はポチるよっ。

トップランナー、出てほしいね。




http://moon.ap.teacup.com/tsubaki-net/

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