−他人の自我にたえず耳を貸さねばならぬこと
それこそ まさに読書ということなのだ−
by ニーチェ
森見 登美彦の文章は独特で、読むたびに私はむんと胸を張って歩きたくなります。そして丸くて小さな達磨がすきになり、緋鯉の大きなぬいぐるみを背負って歩いたら冬は暖かいだろうと思うのです。
中村佑介の装画もイメージにぴったりで魅力を深めていると思われます。
内容は青春まっただなかの 京都のお話なのですが、現代とは思えない乍ら やはり現代で、それにしては 大変に古風な方が登場されたり、不思議でオモチロイので 山本周五郎賞と2007年本屋大賞2位を受賞し、ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR20071位という栄えある位置についたのも無理からぬことと納得したのです。
「夜は短し 歩けよ乙女」森見 登美彦 角川書店