「東海学園高校に薙刀クラブがあるので申し込みたいのだけど、貴方も薙刀やらない?貴方のお家からだったら直ぐだと思うの」と友達から電話があった。
「そうね、それも良いわね」この歳になってから高校生と一緒にナギナタなんてと思いながら付いて行くことにした。
豪快で太陽のように明るいベテラン先生と清楚で優しい若先生、出会った瞬間から旧知のような気がする。
部員のメンバーもとても礼儀正しく親切で躾が行き届いている。
最近色々問題が起こっている高校生のイメージとは全く違う。
「躾が良く、テキパキしてフレンドリー、とても良い生徒さん達ですね」
「いいえ、私たちはいろいろ解らない事、迷うことも多くて、本を読んだり、考えたりするのですが」
全員揃ったところで予備体操、長年鈍った体は思うようにはゆかない。
口に出すわけにはいかないがイタタタ、イタタ、友達は悠々とホンの一寸申し訳みたいに曲げている。
体操の後生徒さん達と別れて二人だけ若先生に古式ナギナタの型を習った。
稽古用の薙刀は軽く私達でも扱えるが、頭と手足の動きが鈍っていてなかなか巧くゆかない。
薙刀は鎌倉時代の護良親王の薙刀が三千院にあるが、その頃は実戦に使われていた。
江戸時代には女性用武器として大奥の女性達は稽古をして実戦に備えた。




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