ニセアカシアの花吹雪
日進はニセアカシアの多い所で我が家の庭にも大木が三本ある。
此の十日ばかり甘い匂いが漂い、庭全体幸福感で満たされていた。
植木屋さんはニセアカシアを残す事に反対したが、爽やかな風わたる木陰の下での読書が好きだから三本だけ残した。
今日は風に吹かれて見事な花吹雪。芝生のグリーンの上に真っ白い花びらが美しい。
半日もすれば白い花びらは枯れ、お世辞にも綺麗とは言えないので竹箒と熊手のお出ましとなる。
根は浅く広い範囲に拡がるので、門から玄関までのアプローチの敷石も持ち上げて様相を変えてしまったり、所かまわず芽をだしたり、とてもやっかいな木でもある。
ニセアカシアの樹皮は有毒成分(蛋白性物質ロビン)が有り馬などが食べて消化器の異常、筋肉の痙攣、神経症状などの中毒症状を起こしたなど聞いた事があるが、花は無毒で食べられる。
中国に住んでいた人が「此の時季になると、花房を籠一杯に摘んで、餃子やシュウマイにいれたものです」と言っていたので私もいつか餃子にニンニク、ショウガ、挽肉、花房のみじん切りに塩、コショウ、酒など良く練って餃子の具にしたが甘くほのかにすれ違うように香り、とても美味しい。
しかし優しく清楚な匂いは匂いのセンサーにインプットされるだろう。花には配糖体(ロビニン)がある。
ニセアカシアをアカシアと呼ぶ人も有る。中国に住んでいた人はアカシアとよんでいた。しかしその名のとおり全く別の種類だ。
花房を天ぷらにすると美味しいと言う人もいる。
ほんの短い花の季節だけの楽しみだ。
忙しい現代人は咲いていたのさえ知らないで過ぎるだろう。

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