天高く馬肥ゆると言うが行楽日和、レガッターがあるらしくボートがズラリと並んで出を待っている。
ロンが水飲みに行った所に蛇の抜け殻があった。頭の先から出たのか、頭のてっぺんだけ切れていて他は切れ目は無く見事に脱いでいる。
途中、子供達の遠足にであった。
「ひゃあ!デッカイ犬だ」「頭なでても良い?」「かまない?」ロンは忽ちみんなの人気者、一緒に遠足「これ、上げるよ」と松ぼっくり、愛想の良いロンも松ぼっくりはいただけない無視して行く。「犬のシッポはいらったらかみつくよ。隣りの犬のシッポを一寸いらったら凄い勢いで噛みついたよ」「松ぼっくり沢山もってるね、何処でひらったの」
「その木の下」「何の木」「知らないけどこれキッとタネだよ」
「あなた何年」「一年生」一年生から六年までそれぞれ先生が付いて歩いているが、自由で混然としている。「今日は学童コンでこれから愛知牧場に行くの」「蜂の巣が落ちているから気をつけて」「蜂の子はハネが生えて飛んでいったのね、何もいないわ」
子供達は好奇心一杯である。 最近教育問題がクローズアップされているが、子供達をもっと自然のなかでさまざま直接接して体験させ、感じ、考えれば子供達の血となり肉となると思う。
松ぼっくりを拾って、それから植物のサイクルを考え、何故地面に落ちるのか、引力の問題。松ぼっくりは水に落とせば浮く石は沈む、そこで浮力、アルキメデスの原理まで、小学生の低学年でも理解できるだろう。しかしそれは子供自身の好奇心と追求心によるもので、教えてはいけないと思う。 教授、教え授けると言う言葉はどうかと思う。
教材は周りに無尽に有る。 学習塾とゲームのボタンに費やしていては勿体ない。
突然ロンは凄い力で引っ張っていつもの道にはいり、さよならの挨拶のなしに子供達とわかれてソフトクリームスタンドへ。
愛知牧場は行楽の人々で賑わっていた。






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