真言不美、美言不真(真言は美ならず、美言は真ならず )
こんなことを、2500年前の老子っておっさんは言ってる。
でも2500年後の現在も世の中は、真ならざる美言が跋扈して、こうしてる今も
大勢の人たちが、その美言に酔いしれ虜になり、ひいてはそれを自らの生きる
よすがにして、メッキ加工の施された美しい世界の住人となったりしてる。
コトバの本来的な使用方法である逆説的な物言いも、その不気味さや難解さ
から、とかく敬遠されがちで、彼らの棲む美しい世界についた油染みかなんか
みたいに、忌み嫌われ、乱暴に漂白剤をぶっかけられたりもする。
耳心地のいいコトバ自体に臭さがあるんじゃなくて、耳心地のいいコトバを口
(カタチ)にするそのココロに、どうしようもない臭さを感じてしまうおいらは、
ひねくれ者の謗りを免れない。でも、臭いもんは、臭い。しかも、どうしようも
なく、だ。
おいらの空洞が共鳴するコトバは、えてしてどっちつかずで、まるではっきり
してなくて、でもどこか必死で、んでもってテキトーな、そういうカタチのコトバ。
そりゃ、まったくもって、美しくなんかない。
でもおいらは、
それによって起こる共鳴をよすがに、なんかふらりと、生きてます。

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