一番近いかかったことのある内科のある医者が
看板は小児科なので(僕はアレルギー科でかかっていたのだが)
駆け込んでみたところ幼児だらけ。
僕は風邪を一応疑いつつ、胃腸の薬を出してもらいにいっただけなのだが。
そのガキども、泣くわ泣くわ。
別にあーんして口の中みるくらい何もないのにわんわん泣く。
泣きながら「あー(げほっげほっぎゃー)ん」とやっている。
俺は一人、変な発汗と動悸と震えが収まるまで処置室のベッドに
放置されていたのだが、
その間に4人くらいの幼児が診てもらっていた。
そして一様に泣きまくっていた。
どうしてなんだろう。
なんでこんなたいしたこともないことを怖がるのだろう。
いや、最初はみんなわけのわからないことをされるうちは、
全て異物は怖かったのだ。
口にライトを突っ込まれることでさえ・・・今はごく細いライトになっているが、昔は舌を押さえて懐中電灯みたいなので照らしていたよな。
注射も薬も、きっと
「自分がどうなるんだろう」という恐怖でいっぱいだったのだ。
それが今の俺ときたら。
自分で自分の腕を切り刻む。
こうして縫うのかーと興味しんしんでオペを眺める。
麻酔の注射も、足にした時と手首にした時の痛さの違いなんかを
思い比べながら受けている。
そして薬を大量に口に流し込む。
胃洗浄の後、「今回の血液検査は動脈からとりますので痛いですよー(ん確かに痛いかも)」
退院直前に左手の甲から抜いた4センチほどの点滴の管。
少し血に染まって・・・
・・・ここまで考えて本当に今の自分に嫌気が差した。
本当に怖いと思った。
布団の際から手にすべりこませ、オレンジジュースで流し込んだ大量の錠剤の感覚を思い出した。
左腕の醜いケロイドのパレードを思い出した。
もうやりたくないと思った。
もうやりたくない。
もうやるまい。
何日で崩れるかはしらないが、今もう一度誓いをたててみる。

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