ストーリー
ある日、とある採掘現場で地面から湧き出る白いアイスクリーム状の物体が発見される。発見者が試しにそれを舐めると殊の外美味しい。早速、商品化され“スタッフ”と名付けられたこの代物は瞬く間に全国民を虜にするほどのデザートに成長して行くのだった。。。しかし、これを快く思わないのがアイスクリーム業界。現在の地位を奪還すべく産業スパイのフォードにスタッフの製法を探る様、要請する。それを受けたフォードだったが、調べを進めていく内に全く別の情報が舞い込んで来る。スタッフが安全基準検査などをしないまま販売されている欠陥商品な上に、謎の生命体が関与していると言う疑惑が浮上してきたのだ。画してその謎を暴くため、彼は仲間と共にスタッフの製造工場へと乗り込む事にするのだが・・・
B級パニックものの雄・ラリー・コーエンが手掛けた一風変わった作品。
この作品、生物パニック系にするかエイリアン系にするか悩みましたが、一応最終的にはエイリアン侵略のプロットに収まるのでコレで。(注:劇中においてスタッフがエイリアンだとする確固たる記載は無い)
なんで悩んだのかと言うと地下から湧き出た正体不明の不定形物体・スタッフを勝手に人間が新しいフードとして世間に売り出したから。要するに人災の様な話なので、スタッフ自体ははっきり言って侵略とかと言うより一生物としての本能のまま動いていただけなんですよ〜。この作品でスタッフに対して怒るのはナンセンス。言い換えたら、食中毒になった場合に不衛生にしていたメーカーや店舗を怒らず、ボツリヌス菌や大腸菌に怒っているようなものです。結局は食べた人間の体内に寄生していわゆる“人体乗っ取り”ボディスナッチャーぽくなるのでその部分だけを見ると悪玉にされてしまってますけど。同じ様な作品で「ブロブ」がありますが、あちらはほぼ100%侵略、こちらは30〜40%くらいと思っていただければ良いのでは無いでしょうか?人間が何もしなければ何も起こらなかったかも知れないのですから。
そんなスタッフ観でありますが、一旦こいつらの手に落ちると非常に厄介な生物です。こいつらの本当の怖さは実は見た目がアイスクリームぽくてしかも美味しいところにあります故。誰がそんなものを警戒するでしょうか?しませんよ、普通。よって、無警戒な人間が自分から好んで摂取してしまい、本人の気付かないところでスナッチが行われてしまうきらいがあります。日頃、普通に食べているものがそんな感じだったらと思うとゾッとしませんかね?
最後にこいつらの弱点についてですが、アイスに似ているからかどうか知りませんが、火ですw 「ブロブ」は寒さだったのでそういう意味では180度違う生命体と言えます。ただ今後、地球がこの2生命体に同時に襲われた場合、対処法を間違えるとやばいかも知れませんワw
採点 50点 85年度作品