2017/5/14

4080:母の日  

 妻の母が脳梗塞で倒れたのは昨年のことであった。左半身に麻痺が残ってしまい、半年ほど入院してから、老人ホームに入所した。

 「母の日」である今日は、家族を引き連れてその老人ホームに向かった。妻は3人姉妹である。皆が集まったので大人数であった。

 日曜日はチームでのロングライドの日であるが、昼に老人ホームに集まることになっていたため、残念ながらロングライドには参加できなかった。

 車で1時間半ほどかかるその老人ホームは郊外の広々とした敷地に建っている。建物の中は整然としていて実に清潔である。

 入所している老人の多くは車いすでしか移動できない。妻の母もそうである。建物の中には10名程が集まれる部屋があり、そこで食事もできる。そこに宅配のお寿司を持ちこんで、皆で食事をした。

 妻の母は倒れる前は妻の実家で一人暮らしをしていた。半身麻痺となり介護が必要な状態になった時に、3人姉妹が交代で介護する案も浮上したが、現実的にはなかなか難しいであろうということになり、有料老人ホームに入ることになった。その選択は正解であったのではないであろうか。

 私の母も我が家からすぐ近い所で一人暮らしをしている。年齢を考えると近い将来に介護が必要になる可能性もある。「その時には有料の老人ホームに入る・・・」母はそう言っている。

 自宅に戻ってきたのは夕方であった。少々疲れた。夕食後リスニングルームへ向かった。YAMAHA GTラックには実に久しぶりにMarantz Model2の姿があった。

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 Model2はソウル・バーナード・マランツの設計ではない、20代でチーフエンジニアとなったシドニー・スミスの設計である。
 
 Model2の発表は、1956年のことである。バイアスメーターやバリアブル・ダンピングファクター・コントロールなど意欲的な機能を搭載したModel2は、この時代としては画期的なアンプであった。

 この後ソウル・バーナード・マランツはプリアンプのみを手がけ、パワーアンプの設計は全てシドニー・スミスに任せている。

 そのModel2であるが、年代物であるだけに不具合が出ることも多く、我が家から飛び出して留守にする期間が長かった。

 「今回は相当気合を入れて直してもらったので、おそらく当分の間は大丈夫であろう・・」そういう期待を込めて、電源を入れた。真空管はやがて淡いオレンジ色に染まった。




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