2017/3/17

4022:260ワット  

 大垂水峠の頂上まで残り3kmほどの地点からラップ計測を始めた。和田峠のヒルクライムの時と同じように、ラップパワーを250ワット以上に保つように、サイコンにたびたび視線を移しながら走っていった。

 ただし、大垂水峠と和田峠ではその様相は大きく異なる。大垂水峠には激坂エリアは全くなくほぼ一定の斜度で淡々と上っている。

 斜度が緩い分、ほぼ同じパワーでもスピードが違う。和田峠では「駆け上る」といった表現は全く当たらないが、大垂水峠ではそれに近い感覚で走っていった。

 和田峠では重力の呪縛にとらわれ続けて苦しんだ。大垂水峠では、それを完全に打ち消すことはできないが、慣性の法則の手助けも借りて、ほぼ倍のスピードでヒルクライムを続けた。

 3kmはそれほど長い距離ではない。しかし、限界付近で走り続けていると「まだかな・・・もうそろそろかな・・・あと少しであろうか・・・」とゴールが待ち遠しい。

 ようやくゴールが見えてきた。最後はダンシングに切り替えてその丸い頂を越えた。頂から少し降りた地点で止まり脚を休ませた。

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 天気はすっかりと良くなり、気温も予報通り上がってきた。これで今日の二つのヒルクライムは終了した。

 大垂水峠の3km区間のラップパワーは260ワットであった。激坂の和田峠に比べると脚の筋肉の疲労度がひどくないので、パワーも最後まで絞り出せたようである。

 帰路は下りと平坦のみである。隊列をキープして心地よいペースで進んでいった。途中高尾山のそばを通った。

 ずいぶんとにぎわっていた。最近の高尾山人気はすごいとは聞いていたが、その人の数の多さに少々驚いた。

 パワースポットとしても有名なようで、厄除けや縁結びを願って訪れる人も多いようである。昔の寂れた感じを知っている者にとっては、隔世の感がある光景であった。

 高尾山から吹き降りてきているであろう神聖なパワーの風に押されるようにトレインは先に進んだ。

 そして往路でも走った浅川サイクリングロードに達した。今度は川の流れの通りに走っていった。

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 桜の木にはまだ花はない。もう少し経って桜の季節になったら、綺麗であろうと思いながら、サイクリングロードを抜けていった。

 多摩大橋通りに入り、最後のコンビニ休憩地点に到着した。私は今日も確定申告業務の追い込みのために事務所へ行かないといけなかったので、コンビニ休憩をパスして帰路を急いだ。

 自宅に帰り着くと手早くシャワーを浴びた。そしてあわただしく自宅を後にして車に乗り込んだ。

 自宅を後にする前、私は玄関の近くにあるリスニングルームの扉を開けた。三つ並んだヤマハのGTラックの一番左側の上段には、つい最近我が家にやってきたCDプレーヤーが置かれていた。

 電源が入っていることを示すインジケーターは赤く光っていた。「オーディオショップ・グレン」で聴いた例の3台のCDプレーヤーのうちの1台であった。その姿は場所を変えても美しく、柔らかく目に馴染んだ。




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