2017/3/12

4017:寒の戻り  

 ベッドから脱け出した時に、先週とは違う空気感を感じた。先週は春を思わせるような柔らかな空気であったが、今日は冬に戻ったような厳しさを感じた。

 冬から春へ向かうこの時期は、「三寒四温」である。今日は「三寒」の方に当たったようである。サイクルウェアに手早く着替えて、出発の準備をした。

 玄関でサイクルシューズに履き替える際に、シューズカバーをどうするか少し迷った。先週は装着しなかった。

 「今日はかなり寒そうだ・・・」と思い、装着することにした。それは結果的に正解であったようである。

 朝の空気は真冬の頃程には厳しくはないが、充分に「冬」の風格であった。いつも通り、多摩湖サイクリングロードを走っていき、集合場所であるバイクルプラザを目指した。

 多摩湖サイクリングロードはほぼまっすぐ続いている。ロードバイクで平たん路を淡々と走っていると、頭の中にはいろんな雑念やイメージが浮かんでは消えていく。

 水曜日の夜のことがふと浮かんできた。「オーディオショップ・グレン」で3台のCDプレーヤーの聴き比べを行った時のことである。

 それらの3台はとある方が長く使われいたもので、いずれも素晴らしいデザインのCDプレーヤーであった。

 最初に聴かせてもらったのは、METRONOME TECHNOLOGIEのT1i Signatureであった。ハイエンド系の高性能なCDプレーヤーであることは、その外観からもひしひしと感じられていたが、その音も外観同様ハイエンド系の高性能なものであった。

 ロードバイクもレーシーな性能を追求すると、パリッと乾いた硬質な走り味になる。クランクに込めたパワーを一滴も漏らさずに推進力に変えるような硬派なモデルといった印象を、T1i Signatureからは感じた。

 「これは相当に潜在能力の高いモデルである・・・どちらかというとハイエンド系のシステムでその本領を発揮するはず・・・」そんなことを思った。

 多摩湖サイクリングロードは最近綺麗に整備された。その整備された道の左脇に猫の姿が見えた。急遽、私の視線はその猫の挙動に集中した。

 私は一度「猫落車」をしたことがある。単独走で時坂峠に向かっていた時であった。橘橋のT字路交差点を右折して、鄙びた小さな集落を通り過ぎようとした時に、道路の右を歩いていた猫が急に方向を変えて左斜めに猛ダッシュした。

 そしてものの見事なタイミングで私のロードバイクの前輪の目の前に来た。避ける間もなく私は猫と接触して落車した。猫は「ギャ〜!」と悲鳴を上げて猛スピードで逃げていった。私はなすすべもなくアスファルトの上に転がった。

 「なんだよ・・・」と小さな声で悪態をついて、サイクウェアをチェックすると2箇所ほど破れていた。

 そんな経験があったので、道の脇の猫が気になった。少し大回りしてその猫の前を通り過ぎた。猫は目でロードバイクの動きを追うだけで微動だにしなかった。

 集合場所であるバイクルプラザに着いた。今日の参加者は8名であった。皆「寒いですね・・・」「寒の戻りですね・・・」と話していた。

 今日の目的地は「相模湖」に決まった。相模湖に行く場合、普段は大垂水峠を越えていく。しかし出発前に雑談していると「和田峠」の話が出た。

 「和田峠、しばらく行っていないね・・・」という話になった。大垂水峠と和田峠ではその様相はかなり違う。大垂水峠はやや緩めの斜度である。一方和田峠は激坂系の峠である。

 どちらも途中まではほぼ同じコースを走る。多摩大橋を越えたところのセブンイレブンでコンビニ休憩をした際にどちらの峠にするか決めることになった。

 そして8台のロードバイクは走り出した。8台の内訳はRidleyが3台、ORBEAが2台、BH、FUJI、そしてKuotaが1台づつであった。




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