2016/12/7

3922:牛筋煮込み  

 メンバー全員が走り終えた後、都民の森の売店である「とちの実」へ向かった。お目当ては、「牛筋煮込み」である。
 
 一皿300円。汁はかなり濃い目の茶色で、これでもかといった感じで牛筋が入っていた。一緒に炭火で焼かれた大ぶりな団子である「みとうだんご」も購入した。こちらも300円。

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 「とちの実」の店内にあるテーブルと椅子に座って、食した。「牛筋煮込み」はしっかりと煮込まれていて、味がじっとりと染み込んでいた。

 皆、笑顔で完食した。この季節、「とちの実」では「牛筋煮込み」の他に「けんちん汁」も売られている。こちらも美味しい。

 しばし、まったりとした後、長い下りへ向けてスタートした。上りの時には外していたネックウォーマーを装着し、ウィンドブレーカーを着込んだ。

 20km以上の下りを走った。ところどころ路面が濡れているので慎重に下っていく。最初のうちは冷たい風に筋肉が強張ったが、標高が下がっていくとそれも薄らいでいった。

 「橘橋」まで下り切って、右折。檜原街道を延々走っていくと道は武蔵五日市駅まで繋がる。駅前を右折して睦橋通りを6両編成のトレインは駆け抜けていった。

 そして、往路でも休憩した拝島駅前のファミリーマートで昼食休憩した。ここで補給食として迷わず選んだのは「カレーうどん」。

 先々週のロングライドの時にはセブンイレブンのカレーうどんを食した。ファミリーマートのカレーうどんはどうであろうか・・・

 その味わいはセブンイレブンのものと比べるとさらにスパイシー。食べ続けるうちに辛み成分が舌に集積してくる感じ。

 セブンイレブンは和風だしが前面に出ていて「お蕎麦屋さんのカレーうどん」感が強かったが、ファミリーマートのカレーうどんはご飯を追加投入しても立派にカレーライスになるような印象であった。

 ガソリンタンクがほぼ満タンになってから、残りの帰路を走った。玉川上水に沿って走る道は陽光が降り注ぎ、暖かかった。

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 家に帰りついて走行距離と消費カロリーをサイコンで確認した。走行距離が118kmで、所費カロリーは2,232キロカロリーであった。牛筋煮込みもみとうだんごもカレーうどんも走るための燃料として消費されたであろうか・・・

2016/12/6

3921:ゆりーとくん  

 先行スタート組3名が先にスタートした。後発スタート組は、体が冷えてしまうので、いつもよりも短めのインターバルでその後を追った。
    
 明治7年に創設され、その長い歴史を平成11年の廃校により終えた「数馬分校」の前がリスタート地点である。

 「数馬分校前」の信号の下を通り過ぎた時にタイム計測開始のボタンを軽く押した。4kmと少しの距離をここから上り続ける。

 序盤からクランクを回すペースを上げていった。心拍数の上昇カーブは思っていたよりもゆっくりとではあったが、確実に上がっていった。

 私の場合170〜175までの範囲に心拍数が収まっていれば、後半もだれることはない。その心拍数の範囲に収まるように注意しながら、都民の森に続く道を走った。

 前半はまずまずのペースを維持できているように感じられた。途中の道路工事区間でも止められることなく「こちら側を通ってください・・・」とガードマンに促されて道の右半分側を通った。

 ここで止められるとペースが乱れるところであったので、ほっとしながら先に進んだ。リーダーは中盤辺りからペースを上げて前に出ていった。

 都民の森への道は広く見通しが良い。そのおかげでリーダーの背中は小さくなりながらも視界の中に納まり続けた。

 そのおかげか、モチベーションンは下がることなく維持できていた。やがて、「都民の森 1km」と書かれた標識の下を通過した。

 ここからが結構苦しい。気持ち的にはもう少しだからと2本の脚に鞭を打つのであるが、疲労成分が蔓延し始めている2本の脚は、どちらもなかなか言うことを聴いてはくれない。

 残り1kmを切ったからといって、ぐっとペースを上げることはできずにいた。それでも、ここまでのペースは落とさずに走れてはいた。

 ゴール地点が視界に入ってくるとさすがに元気が出てくる。残り200mを切ったあたりから、ラストスパートした。

 そして、都民の森の駐車場に入り込んだ時点でタイム計測のストップボタンを押した。「数馬分校前」の信号機から都民の森駐車場入り口までのヒルクライム計測タイムは「18分29秒」であった。残念ながら目標としていた18分には届かなかった。

 「まあ、こんなものだろう・・・最後までだれることなくイーブンペースで走れたから、まずまずでしょう・・・」と心の中で独り言ちながら、疲れ切った体を休めるために、駐車場の中にある、ゆりーとくんのモニュメントの近くにKuota Khanを立てかけた。

 頑張った証として、体と脚にはぐんと重い疲労感が刻まれた。しかし、それは重苦しいものではなかった。かといって爽やかというのでもないが・・・厳しいヒルクライムを終えた後にいつも感じる独特のものであった。

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2016/12/5

3920:イーブン走行  

 コンビニ休憩を終えて、先へ進んだ。国道16号の下をくぐる連絡通路を通ってから、睦橋通りへ入っていった。睦橋通りに入るといつもであれば、ローディーの数が増えるのであるが、今日はそれほど見かけなかった。

 睦橋通りでは信号待ちのループに入り込むと何故かしらなかなか抜けだせないで、毎回のように赤信号に捕まることがある。

 今日は黄色信号から赤信号に変わる微妙なタイミングで交差点に入り込むことが多かった。先頭を引いていると、その見極めが難しい。ダッシュして突破すべきか、慎重を期して止まるべきか・・・

 チームで走る際には信号厳守が基本であるが、時と場合によっては「信号無視」もやむを得ない時もある。

 そんな微妙なタイミングの信号を幾つかやり過ごしていった。武蔵五日市駅まで達してから左折して檜原街道を走った。

 檜原街道は序盤は市街地であるが、やがて人家がまばらとなり山間の道に入り込んでいく。道が山間に入っていくと、気温が下がり、路面がウェットになった。

 路面が濡れていると、勢いよく回るタイヤが水を跳ね上げる。水だけでなく汚れも一緒に巻き上げるので、ロードバイクは結構汚れる。今日は走り終えた後の掃除が大変である。

 檜原村役場に達する少し前の公衆トイレでトイレ休憩をした。ここは駐車場と小さな売店もある。

 しばし脚を休ませたのちリスタートした。少し走ると檜原村役場が右手に見えてくる。それをやり過ごすと、その先に「橘橋」のT字路交差点が見えてくる。

 そのT字路交差点を左折した。ここから21km程先に都民の森がある。しばらくは上り基調のアップダウンが続く。前半の上りはそれほど厳しいものではない。下りも入るので、下りでは一息入れられる。

 「橘橋」から16kmほど走ると「数馬」に到着する。ここまでは6台のロードバイクは隊列をキープして走ってきた。数馬からゴールである都民の森では「フリー走行区間」である。

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 この数馬から眺める景色は穏やかで実に鄙びたものである。ここからゴールである都民の森までは4.5kmほどの距離がある。

 ここからは厳しい上りが続く。今日も「イーブン走行」で行こうと決めていた。序盤から一定のスピードに乗せていって、後半もペースを落とすことなく粘り強く走る・・・目標タイムは18分である。

2016/12/5

3919:4台のORCA  

 日中は暖かくなるとのことであったが、朝のうちは肌寒かった。いつものように朝の7時にKuota Khanに跨って走り出した。

 ウィンドブレーカーを纏い、さらにネックウォーマーをしていたが、寒さで体が小刻みに震えた。Garmin520Jの気温表示を確認すると、3.4℃であった。真冬ほどではないが、十分に寒さを実感した。

 太陽は向かう方向から真っ直ぐにその陽光を照射していた。冬はその太陽の角度が低い。目にダイレクトに飛び込んでくる。

 多摩湖サイクリングロードを7km程走ると集合場所であるバイクルプラザに着く。時間にして20分と少し。ゆっくりとしたペースで走る。

 バイクルプラザに着く頃合いには、体に感じる寒さは随分と和らいだ。日中には17℃ほどまで上がるとのことなので、今日は走りやすい気候になるであろう。

 目的地は「都民の森」に決まった。昨日チームメンバーが「都民の森」まで行って、売店で食べた「牛筋煮込み」がとても美味しかったとTwitterしていたので、それに誘われる形で目的地が決まった。

 今日の参加者は6名。6台のロードバイクのうちなんと4台はORBEA ORCA。残り2台はRidley HELIUMとKuota Khanである。

 6両編成のトレインはスタートした。玉川上水に沿って西へ向かった。気温は時間とともに天気予報通り上がっていった。

 いつものように西武線の拝島駅近くのファミリーマートで休憩した。ファミリーマートでの最近のお気に入りである「カフェサンド(パストラミポーク&ハムチーズ)」を補給食として選定した。

 それをもぐもぐと咀嚼しながら、拝島駅のフェンスに並んだロードバイクを眺めた。4台のORCAはそれぞれカラーリングが違う。「実に豪華なラインナップである・・・」と思った。

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2016/12/4

3918:粉  

 shanshanさんのお宅で「セブン対決」を終えた後、我が家のModel7「No.12839」は移動した。BMW523i Touringの荷室には、そのModel7以外にも、shanshanさん特製のKT-66 プッシュプルアンプも詰め込まれていた。

 このアンプは、我が家のMarantz Model2が二度目の入院から戻ってくるまでの間、我が家のリスニングルームでModel2の代役を務めることになる。

 BMW523iが向かった先は我が家ではなかった。杉並区の「ProFit」であった。2ケ月に1回、整体の施術を「ProFit」で受けているが、今日がその日であった。

 整体の施術を受けるのが本来の目的であったが、その本来の目的以外に隠れたもう一つの目的もあった。

 それは、ProFitを運営されているチューバホーンさんのリスニングルームに私の「No.12839」を持ち込み、チューバホーンさんのサウンドパーツのプリアンプとの聴き比べを行うというもので、今日一日で我が家の「No.12839」は、2番勝負を行う予定であったのである。

 整体の施術が先か、プリアンプ聴き比べが先か・・・聴き比べが先となった。隠れた目的ではあったが、「従」が「主」を押しのけた形となった。ものごとはそのように進むものである。

 リスニングルームに案内された。クアドラスパイアのラックの最上段には、PX-25のシングルアンプが設置されていた。これは、shanshanさん特製のアンプである。一時お借りしているとのこと。普段チューバホーンさんが使われているQUAD 405はその脇で静かに休息していた。

 まずはサウンドパーツとPX-25 シングルの組み合わせで何曲か聴かせていただいた。PX-25は1930年頃に開発されたヨーロッパの直熱三極管。このアンプに装着されているPX25は茄子型をしているので、1930年代に製造されたものである可能性が高い。

 クラシックの曲を聴いた。CDトランスポートはSONY MS-1。DAコンバーターはO-DAC PROである。性能の良いシングルアンプらしい、速い音の立ち上がりである。空気感も澄んでいる。

 ワインで例えるなら上質な「白」。日本酒で例えるなら吟醸の辛口。クラシックの場合、小編成の方が得意であると感じられた。

 サウンドパーツとPX-25 シングルの組み合わせは「アキュレート」という評価項目において高得点をあげるペアであると言えるであろう。

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 次いで、私が持ち込んだ「No.12839」がPX-25 シングルアンプの右隣りに設置された。Marantz Model7は、それほど人見知りではないようで、すっとその場に馴染んだ。

 PX-25 シングルともさっそく挨拶を済ませたようである。No.12839は、わりと落ちついた表情で佇んでいた。

 この即席ではあるが、ぱっと見相性が良さそうに見えるプリとパワーのペアで、先程聴いた曲を再度演奏してもらった。

 「上手い・・・!」心の中でひとりごちた。チューバホーンさんも期せずして「上手い・・・」と言葉を放った。

 実に聴かせ方が上手い・・・Marantz Model7は、音に麻薬的ななにかを含ませる術に長けているようである。

 「アキュレート」とは言えないかもしれないが、それに心を許せば代替物のない魔法の粉のようなものが音楽にまとわりついている。

 この半世紀前に作られた頑丈とは言えない躯体、複雑で決して合理的とは言えない回路構成・・・それらの中に摩訶不思議な作用を音に及ぼす秘密が隠れているのであろうか。

 こちらも実に興味深い聴き比べとなった。要約すると「アキュレート」VS「魔法の粉」の対決となった。

 私はどちらかというと「患者」であるので「盗聴、盗撮されている・・・」と訳の分からないことを口走るようになったとしても「粉」が欲しいと思った。

2016/12/3

3917:2台のModel7  

 shanshanさんのMarantz Model7の製造番号は10369番。369台目に製造されたModel7である。最初期型の貴重なModel7である。

 最初期型のフロントパネルはシャンパンゴールドの色合い。天板や側板の色合いは少し緑がかった特徴ある色合いをしている。

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 私のMarantz MODEL7の製造番号は12839番。2839台目に製造されたModel7である。初期型には属するが、最初期型ではない。フロントパネルはシルバー。天板や側板の色合いは茶色がかっている。

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 今日はshanshanさんのお宅で2台のModel7を聴き比べる機会を得た。2台の違いは製造番号だけではない。

 ShanshanさんのModel7はオリジナルに近い部品でレストアされている。オリジナルと全く同じ部品というわけにはいかないけれど、極力オリジナルに近い状態になるような調整がなされている。

 私のModel7は、フルレストアした方がWE信奉者であるため、コンデンサーなどの部品はWE系のものが使われている。

 まずは製造番号順というわけではないけれど、最初期型のshanshanさんのModel7を聴いた。パワーアンプは300BのシングルアンプとKT-66のプッシュプルがスタンバイしていたが、比較試聴した結果、クラシック向きのKT-66のプッシュプルに選定した。

 CDトランスポートは、Cambridge Audio CXC。DAコンバータはO-DAC BASIC。何枚かのCDを聴いた。クラシックを3枚、ジャズを1枚、ロックを1枚・・・

 その音の色合いは、何故かしらこのModel7のフロントパネルが持つ色合いと見事にリンクするものであった。シャンパンゴールドと評すべきか・・・深く香しく奥深い色合いである。

 アナログも聴いた。2枚のLPがshanshanさん特製のターンテーブルに乗り、DECCAのアームとカートリッジにより音溝から音がすっくりと拾われた。

 アナログになるとよりどっしりとした音の量感が加わる。Model7はやはりたおやかな手さばきでアナログの音の鮮度感を活かす。手早くコツを抑えた調理法で美味しく仕上げる。

 小休止の後、プリアンプを入れ替えた。私のNO.12839の出番である。「頑張れ!No.12839・・・!」と心の中でそっと応援した。

 そして先ほどとほぼ同じ曲順で聴いた。「音数が多い。音の生命感が若々しい。一世代新しくなったような印象を受ける。音の陰影感は薄れるかも・・・」そんな印象が言葉となって、脳内に張り巡らした網にかかる。

 No.12839は、若々しく生命感が強い。一方369番目に製造されたModel7は、色合いが濃く、陰影感が深い。滋味深い味わいが特徴と言える。

 No.12839は春の音である。そしてNo.10369は秋の音である。音の季節感が違う。どちらがいいかを判断するためには、「春が好きなのか、秋が好きなのか・・・」それを自分自身の心に問うてみる必要があるのかもしれない。

 実に興味深い聴き比べであった。Model7は製造されてから半世紀ほどの時間が経過している。その間、どのようなメンテナンスが行われたのか、それによって同じModel7でも違う表情を見せてくれる。オーディオの面白さの一側面を感じる良い機会となった。 

2016/12/2

3916:癒し系  

 ディーラーの女性社員がテーブルまで持ってきてくれてホットコーヒーをほとんど飲み終えようとした頃「試乗車の準備ができました。」と、営業マンが戻ってきた。

 ディーラーの建物の中に展示してあったGOLF ALLTRACKの色は青みがかった色合いのものであったが、試乗車の色は白であった。

 車高はベースとなったGOLF VARIANTよりも2.5cmほど高く設定されている。乗り込みやすさは、こちらの方が楽だと感じた。

 エクステリアは、前後のバンパー下のアンダーガードや、前後のホイールハウスに設けられた樹脂ガードが目立つ。この演出はAUDIのALLROAD QUATROなどと同様で、SUV風演出の要である。

 その他バンパーがよりスポーティーな印象を与える専用のものに変わっていたりと、エクステリアに関しは、スペシャルモデル感が溢れているが、インテリアはGOLFそのもの。

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 シートはやや硬め。Mercedes-Benzほどではないが結構しっかり感が感じられるシートである。試乗車はオプションと思われる本革仕様のシートであった。

 ドラバーズシートからの視界は良い。GOLF VARIANTよりも車高はわずか2.5cmしか違わないが、目線の高さは確かに高くなったような気がする。つい先ほどまで乗っていたPOLOよりも視界良好である。

 アクセルの上に置いた右足に軽く力を入れた。GOLF ALLTRACKの走り出しはとても穏やかな印象だった。1.8Lの直噴ターボエンジンは特にその存在感を主張することなく、堅実な仕事ぶりである。

 その乗り味は実に安心感に溢れ、ゆったりとしたもので、POLOのキビキビした乗り味とは対照的である。

 GOLF ALLTRACKは、素のGOLFよりもPASSATに近い乗り味を感じた。これは4WD化などで重量が重くなっていることがいい意味で乗り味に影響を与えているからかもしれない。

 「良いですね・・・コレ・・・乗り心地が良いです・・・」

 「このモデルは実にお買い得です・・・POLOから乗り換えませんか・・・?」

 「POLOから一気に2ランクぐらい質感が上がった感じですね・・・」

 「自動ブレーキなどの安全装備もすべて標準で付いてます・・・」

 「自動ブレーキはやっぱりあると安心ですよね・・・」

 助手席に座った営業マンとそんな会話をしながら、約30分ほどの試乗を終えた。GOLF ALLTRACKは良い車であった。その印象はスポーティーというよりも癒し系の車というもの。

 POLOの後継車としてはさすがにサイズが大きすぎるので、5代目の営業車として採用される可能性は極めて低いが、「これ欲しいな・・・オールマイティ―に使える・・・」と心から思った。

2016/12/1

3915:ALLTRACK  

 事務所の営業車としてはVW POLOを使用している。納車されたのは平成23年8月であるので、すでに5年以上乗っている。

 先日スタッフから「警告ライトが付いてます。エアバッグのようです・・・」との報告があった。試しに自宅への帰り道にPOLOに乗ってみると、確かにエアバッグの警告灯が付いていた。

 もしもの時に正常にエアバッグが作動しない可能性があるのかもしれない。しかし、エアバッグが作動するような事故は起こしたことがない。急ぐ必要性がないのでしばしほっておいたが、毎回警告灯が付くのは精神衛生上いいとは言えないので、ディーラーに見てもらうことにした。

 VW 小平で見てもらうと、助手席側のエアバッグに不具合が出ているようで、部品を交換すれば直るとのことであった。

 作業時間は1時間以内とのことなので、ディーラー内で待つことにした。すると担当の営業マンが挨拶に来た。

 単に待っているだけではつまらないので、「GOLF ALLTRACKの試乗車ってありますか・・・?」と訊いてみた。

 「ありますよ・・・乗ってみますか・・・?」

 「乗ってみたいですね・・・良いですか・・・?」

 「大丈夫です・・・では、今車を用意してきます・・・」

 という話となって、予定してはいなかったが、POLOの修理が終わるまでの間、GOLF ALLTRACKに試乗することになった。

 GOLF ALLTRACKは、GOLFのステーションワゴンモデルであるGOLF VARIANTをベースとして、4WD化し、車高を少し上げてSUV風の味付けの専用エクステリアパーツを取り付けたモデルである。

 前後バンパーは専用のシャープなデザインで、タイヤも専用デザインの17インチアルミホイールが組み合わされ、スペシャル・モデル感がそのエクステリアから溢れている。

 エンジンは直噴1.8L直列4気筒ターボエンジン。GOLFのノーマルモデルは1.4Lエンジンであるので、少し多きめの排気量のエンジンとなる。ピークパワー&トルクは180ps&280Nmであり、ほどほどにパワフル。

 ALLTRACKの車重は、4WD化とエンジンが大きくなったこと更に専用の装備が加わったことによって、ベースとなるGOLF VARIANTに比べ200kgほど重い1540kgとなる。その車体を引っ張るためには、1.8Lくらいの排気量が必要との判断なのであろう。

 GOLF ALLTRACKはグレードが二つある。ベーシックモデルが347万円で、アップグレードパッケージモデルが367万円。

 ベースとなるGOLF VARIANTと比べてさほど価格が上がっていない。4WD化やエンジンが1.8Lになること、その他様々な専用装備を考慮すると、この価格設定は実に割安と思えてくる。

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2016/11/30

3914:バランス・ウェイト  

 BMW523iは我が家にやってきてから約2ケ月が経過した。走行距離は4,000kmを超えた。慣らし運転はほぼ終えた。

 エンジンの印象は当初とそれほど変わらないが、サスペンションはしなやかさを増したような感じがする。

 ランフラットタイヤを履いているので、当初はひょこひょことした足回りで路面から大きな入力があった場合の収束が悪いように感じていたが、それもそれほど感じられなくなった。

 30,000kmを超えたなら、ランフラットタイヤからノーマルのタイヤに替えようと思っている。そうなるとさらに乗り味は良くなるであろう。

 BMW 523iのハンドルを握りながらそんなことを思っていた。車で1時間ほどでAさんのお宅に到着した。半地下のリスニングルームはいつものように漆喰の香りに溢れていた。

 Aさんのレコードプレーヤーは、Roksan XERXES 10。アームはSME SIRIESX。その黒いアームの前端には、ZYX Ultimate OMEGAが装着されていた。

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 レコードを数枚聴かせていただいた。従前のZYX AIRYの時との印象と比べると、確かに違う。音の接地感がよりしっかりとした印象を受ける。

 音は実にニューラルで、奥行き感を含め空間表現が広く揺るぎない感じ。これは相当に良いカートリッジであることが一聴で窺えた。

 実は以前にも一度、AさんはZYX OMEGAを試されている。その時はUltimateシリーズではなく、カンチレバーの素材はボロンであった。

 きりっとした空間表現など確かに優れた点も多かったが、音の質感が少し冷徹な感じになった。結局そのOMEGAは採用されずに、AIRYのスケルトンタイプに戻された。

 今回のUltimate OMEGAは、OMEGAの持つ優れた空間表現を有しながらも、音の質感がニュートラルに徹している。

 「これは良いな・・・このカートリッジ・・・Ultimateという名に恥じない製品である。」

 OMEGAの特徴の一つにカートリッジの前面に取り付けられている球体がある。これは「ラビス・ラズリ球」という名前が与えられている。

 この球体により、カートリッジの重心を通る垂直面とカンチレバーの支点がずれることなく一致する。その結果、再生信号は正確なものとなるとのこと。

 その理論は分かったような分からないような感じではあるが、前後の重量配分50:50に拘るBMWのようだと思った。

2016/11/29

3913:カーボンカンチレバー  

 妻の調理家電の買い物に付き合ってから、近くのイタリアンレストランでランチを摂った。その後食品スーパーでの買い物を終えて、自宅に帰りついた。
 
 午後からは杉並区のAさんのお宅に行く予定が入っていた。Aさんのお宅には月に1度ほどお邪魔して、貴重なレコードを聴かせていただく。

 レコード演奏の合間には、演奏家のことやレコードのこと、さらにはオーディオに関する話題などで談笑する。

 今日はオーディオ的なトピックスがあった。それはカートリッジである。Aさんはつい最近、従前から使われていたZYX Airyのスケルトンタイプを、同じZYXのUltimate OMEGAに変更された。

 ZYXのUltimateシリーズは最近発売された。カンチレバーの素材がボロンからカーボンになり、二重構造ボディを採用したことが、Ultimateシリーズの特徴である。

 Ultimateシリーズは、上からDYNAMIC、DIAMOND、OMEGA、4D、AIRY、100というラインナップになっている。OMEGAは上から三つ目の製品である。

 ZYXは日本のカートリッジメーカーであるが、日本ではそれほどメジャーな存在ではない。その主たる市場は北米で、その地では高級カートリッジメーカーとして相当な人気があるとのことである。

 ZYXを運営する中塚氏は、トリオの開発部でMCカートリッジの開発に携わり、その後オルトフォン社に移り、銘機と名高いMC20を開発した経歴を持つ方である。

 ZYXの設立は1986年。1982年にCDが発売されて数年経過しており、日本ではレコードが市場から急速に消えていき、CDに完全に取って代わられてしまった頃である。

 同じZYXであるので、大きくその印象が変わることはないかもしれないが、高度に調整が進んだオーディオシステムの場合、わずかな差も、音に大きな影響を与える。

 Ultimateシリーズで採用されたカーボン製のカンチレバー。従来カンチレバーの素材はボロンであったが、それをカーボンに変えることによって、どのような効果があるのかも興味があるところである。

 「ボロンは軽くて丈夫、音の伝播速度が速いのでカンチレバーとして理想の素材ですが、そのボロンでさえ、単体の棒として内部で音の乱反射があり、独自の響きを作り、それが発電系にそのまま乗っておりました。これはどんな素材でも避けられない現象であると思われていました。しかし、この度ZYXではこの現象を大幅に減少できる素材を発見。それがカーボンファイバーです。」

 ZYXの製品紹介のコーナにはそのようにUltimateシリーズの宣伝文が載っていた。ロードバイクの世界ではカーボン製が主流である。
 
 カートリッジの世界でもカーボンの時代がやってくるのであろうか・・・まあ、技術的なことは全く分からないのであるが、ロードバイクでカーボンに慣れ親しんでいる者としては、「カーボンカンチレバー」を意味もなく支持したくなる。

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