2本とも、ドキュメンタリースタイルで撮られた作品。
以前行ってたロックバーで、ビートルズなどのドキュメンタリーをよく観たが、あんなカンジ。

【スパイナル・タップ】
いそうだよね、こーゆーバンド…って、友人に強く勧められて観賞。笑い処も多いんだが、どんどん不遇の時代に入って行く辺りで、気持ち的にめちゃくちゃブルー……。
とくに、メンバーの彼女が頑張り始めちゃう辺りで、心底嫌な気分…と、云うよりトホホな気持ちになる。
ヒドイ話だが、バンド好きでソッチ方面関係者でなければ楽しく馬鹿馬鹿しく鑑賞出来ると思うョ。

【ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド】
綺麗で悲しかった。
バンギャ(昔風に云うと、グルーピー?)……心底ウゼェ。これってやっぱりヨーコ・オノのイメージなのか? 友人に聞いてみたら「よくある話」だと一笑に附される。とほん。麺と馬鹿女はデフォなのねん……いやすぐる。(あえて2ch風)
世間から隔離されて生きてきた美形の結合体双生児がロッカーに仕立てられて行く話。久々に萌ぇモードで入ったのですが、果てしなく悲しくなる話でした。
ボーナストラックの未使用映像を見ると、さらに悪夢の迷宮が拡がる……
そして此処からは、独り言
芸術家の魂に強く惹かれるのは、それが奇形だからなのでしょう。欠落した、または強い喪失感に共鳴して魂が引っ張られてしまうんだと……
そうした欠落感は、製作や自己表現として昇華されて行くのかも知れません。しかし、その光が強くて美しい程、じつは恐ろしく逃れ難い呪詛の様にも想えます。
欠落した、自らの奇形の魂が、それらをひどく欲しがるから……
鉢植えにして、または切り花にして所有しても、花の魂はけして手に入らない事を覚えないと…。
それぞれに、不完全な個体として寄り添って(物理的な距離の話では無くてね。)全うできたとき、はじめて個を保ちながら解け合う、ある意味であの双児のような、理想的な融合が叶うような気がします。
いつからか、そんな、綺麗な夢をみています。
私はナニモノにもなれそうにないので、せめて、よい理解者や賛美者になろうと決めた10代のアノ日のコトを思い出しつつ……