『流れよ わが涙』
(ジョン・ダウランドの曲)
流れよ わが涙 泉より滝となって!
永遠に追放されて ぼくは歎きに浸ろう
夜の黒い鳥が 悲しい辱めを歌っている
その闇の中で ぼくはひとり打ちしおれて生きよう
失せよ むなしい星たち もう輝くな
夜の闇は いかに深くとも 深すぎはしない
絶望の淵で 運命の末期を歎く者にとっては
光はただ恥辱を照らし出すばかり
この悲しみ けっして癒される日は来まい
なぜなら 憐れみはもはやあとかたもなく
涙と溜息と呻きが ぼくのうとましい日々から
あらゆる喜びを奪ってしまったのだから
こよなき幸せの絶頂から
ぼくの運命は転落してしまった
恐れと歎きと痛みが 蔑みのうちに
消え去った望みに代わって ぼくの望みうるすべて
聞け 暗闇に住まう影たちよ
光を忌み嫌うがいい
幸せなるかな 地獄に落ちて
この世の蔑みをもはや感じえぬ者よ
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ジョン・ダウランドはリュートで有名な作曲家さんですが、彼の作る音楽はどれも悲壮感と壮絶な静寂美が混在しているので好きです。
この曲は彼の数ある曲の中でも有名なものだと思います。
歌詞も深淵をのぞく者なら共感できるものが多いです。
ヨブ記に通じるものがあると思います。
といっても、彼の曲の詩には一切の救いは存在しませんが。(全曲がそんな曲ばかりではありません)
きれいごとはいりません。
一時の慰めを与えてくれる脆弱な救いなど必要ありません。
救いは必要ありません。
救われたくないんです。
私は、痛みは痛みとして、苦しみは苦しみとして受け取りたい。
他の何にも変換したくない。
意識をクリアにしておくために、自分の本分を忘れないために。