日本経済新聞
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植草元教授の実刑確定へ 最高裁、上告棄却を決定
電車内で女子高生に痴漢行為をしたとして、東京都迷惑防止条例違反罪に問われた元大学院客員教授、植草一秀被告(48)の上告審で、最高裁第3小法廷(近藤崇晴裁判長)は27日までに、被告側の上告を棄却する決定をした。同被告を懲役4月の実刑とした一、二審判決が確定する。
上告審で植草被告側は「被害者や目撃者の証言は信用できず、真犯人は別にいる」などと主張したが、同小法廷は「上告理由に当たらない」として退けた。一、二審判決によると、植草被告は2006年9月、京浜急行線の品川―京急蒲田駅間を走行中の電車内で、女子高生の後ろからスカート内に手を入れて、体を触った。(16:00)
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今週、東京の本屋では、副島隆彦氏と植草一秀氏の対談本である「売国者たちの末路」という本が山積みになっている。この本では、植草氏の逮捕、立件、判決は、すべて国家による意図的な冤罪であった、という立論である。そして、この本には、警察の調書の通りにそれぞれの当事者が行動してみると、女子高生と被告人とは遠く離れてしまって、触りようもないこと、その後、目撃者が現れて、品川駅から酔って吊り革につかまっていた被告人を見て、「あ、植草だ」と思ってしばらくその様子を窺っていたが、別段、痴漢行為はなかった、と証言していることなどが書かれている。
またこの本で副島氏は、中川昭一前財務大臣が酔って記者会見をした結果、辞任した事件についても、同席した財務省幹部が記者会見直前の食事会でワインに薬物を投入した疑いが強いとする。そして、元財務官僚で、財務省の問題を暴いていた高橋洋一氏が豊島園の温泉のロッカーから金品を「窃盗」したとして逮捕されたのも、はめられた犯罪であるとし、本間正明(当時)大阪大学教授が、経済財政諮問会議委員であった頃、財務省の官舎で愛人と過ごしていたことを「週刊ポスト」にすっぱ抜かれた話も、財務省がそのためにわざわざ官舎を提供していたものであると述べる。
さて、こういう指摘を次々繰り出す副島氏については、もちろん脱税容疑で、国税庁から課徴金を支払え、という命令が出ていて、これについても、全く課税されるいわれのない申告内容であるという説明を公表しており、財務省の恣意的な権力行使の一例として引用される。
さてこうして、植草、中川、高橋、本間と並べて見ると、確かに財務省の政策に批判的(中川大臣は、米国債の購入にブレーキを掛けていたと見られ、彼の辞任後、財務省による米国債購入額は、著しく高まったことが確認されている。)だった人々ばかりである。そして、彼らは、痴漢、酔漢、泥棒、不倫という罪状を暴かれている。
さて、日本の司法と副島氏のどちらを信じるべきか。もし、私がある日、破廉恥な罪状で告発されて、私がそれを否認した場合、読者は日本国と私のどちらをお信じになるのだろうか。

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