前略、時代の中で、行く先が見えない状態で水飛沫をあげている川柳を読ませていただきました。川柳は読んでクスッと笑える句がいいなと思っていますが、「バックストローク」には、きつい焼酎を前にして飲んで火傷するかなと思える、言葉の反秩序を感じました。
印象に残った句
アクアノーツ
廃核利用 痔核治療に使えぬか 渡辺隆夫
肉片をちりばめている秋の雲 くんじろう
月がふたつで甘納豆の隠し場所 横澤あや子
十六夜亜細亜のおこげ美味かりし きゅういち
行きつけのポストに雲が湧いてくる 高橋蘭
おいでおいでと言われた日から転び癖 田中博造
釘抜きの立派に錆びて河口かな 石田柊馬
天空にモンキースパナ光らせる 石部明
ウインドノーツ
不揃いのカボチャと瞑想にふける 平賀胤壽
マネキンを抱え親戚中回る 井上せい子
ふり向けぬ距離ふり向けばアヒルのCM 前田芙巳代
根かぎり叩いても蚊はつぶせない 江尻容子
蛸なので直立不動は拒否します 滋野さち
虹折れて地に少量の水こぼす 吉澤久良
やはり体験から出てくる言葉がいいなと思いました。・・とのこと。

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