すべてのインテリは、
東芝扇風機のプロペラのようだ。まわっているけど、前進しない。
その晩遅くなってからわが家に火事があり、近所の家まで焼けてしまった。警察では漏電だといったが嘘だった。ほんとはおれが机の引き出しにかくしておいた一匹の蛍が原因だったのだ(田園に死す)。
シェークスピアを面白く読める人は、東京都の電話帳だって同じように面白く読めるわけだ。
人間は、中途半端な死体として生まれてきて、一生かかって完全な死体になるんだ。
私は肝硬変で死ぬだろう。そこのとだけははっきりしている。だが、だからと言って墓は建てて欲しくない。私の墓は、私のことばであれば、充分。
おれは歴史なんかきらいだ。思い出が好きだ。国なんかきらいだ。人が好きだ。ミッキー・マントルは好きだ。ルロイ・ジョーンズは好きだ。ポパイは好きだ。アンディ・ウォーホールは好きだ、キム・ノバックは好きだ。だがアメリカは嫌いだ。
衣装は、全身のための仮面であり、「あらわす」ためだけでなく、「かくす」機能も持っている。