友人に誘われて、大阪2日目に参加。
テンション下がり切ってることもあって、当初は私が隣になるのは友人に申し訳なく断っていたのですが、熱心に誘ってくれるので「それじゃあ」とチケットをお願いしました。
コンサート直前になって仕事が忙しくなり、参加が危ぶまれましたが何とか回避。
しかし、当日は打ち合わせで遅刻し、3曲遅れで会場に辿り着きました。
コンサートが近づいても相変わらずの発言は続いていて、石井氏に対する嫌悪感は絶好調に達していたのですが、まずは、石井さんの髪型に軽いめまいが……(笑)。
ツンツン髪が好きな友人にもさぞや不評だろうと思いきや、これが以外とOKだった。ピシっと横をまとめているのと、髭がないからいいのだという。
コンサートは2部構成で、1部はコントも交えた変態オカマショー形式で、2部はオーソドックスな米米のステージでした。1部と2部の間には約15分の休憩があるのが笑える。しかも、演奏がプツっと切れて、「……じゃ、今から休憩」てな感じで唐突に一部が終わるのも”らしい”演出でした。
あれほど好きだった石井氏の独り芝居のコーナー。
今回はバグスを相手に、下ネタ炸裂の内容でしたが、一旦石井氏にさめてしまうと、これが笑えねーー(爆)。バグスがなぜ参加しているのかも分らねー。
出っ歯の被り物に品の悪いギャグ、間延びしたセリフ、くどい演出と見てるのがしんどい内容でした。
下ネタほど品性が必要だと思う。下世話な中にも単なるお下劣な変態ショーになり下がらない、ギリギリのところで踏みとどまる微妙なバランス感覚が必要だと。風刺やその時々の社会問題やペーソスや粋とでも言いましょうか……。
でも、今回、私にはそれが感じられなかった。愛がなくなったからそう感じただけなのかも知れないけれど。
あとは、テンポが悪かった。オチもイマイチだったし、大阪だから吉本並に、石井がバグスに突き飛ばされたりしてもよかったかも知れない。
それはさて置き、一部で小野ちゃんがJUNKOママとして登場したもんだから、こんがらかってしまった(笑)。
昨年の再開感激祭から感じていたけど小野ちゃんすごくよくなったね。JUNKOママには己を捨て切った迫力を感じました(笑)。
私が一番うれしかったのは2部の小野ちゃん登場のシーンから。
その前に、得ちゃんがさんざん「豆」といじられてたのもよかった。
小野ちゃんの威風堂々たる登場シーンには「微熱少年」がよく似合う。
今回もイントロに狂喜しました。ただ、フルではなかったのがちょっと残念。
さらにかっちょいい!のイントロに発狂したら、これも肩透かし……チクショー(笑)。
それでも、小野ちゃんとメンバーが入り乱れるFUNKチューンはお米でしか味わえないもんですね。音を楽しむと書いて音楽と言うけれど、米米のメンバーの本当に楽しそうな様子に人柄までにじみ出て、宝物だなと思えました。
演奏していた「セックスマシーン」は、恥ずかしながら本家本元のジェームス・ブラウンなのかパロディなのかよく分らなかったけどすごくよかった。
「この宇宙で」も小野ちゃんらしい。スケールの大きさと小ささが同居しているところがたまりませんな。
それと、後半だったろうか、マタロウ師匠とマリちゃんのパーカッション共演が見れたり、リョーちゃんとマタロウの乱れ打ちも良かった。
石井氏のバラード「ひとりじゃないだろう」は素晴らしい曲でした。
自分への応援歌でもあるだろし、仲間への思いを込めたのかも知れない。
ネット上での発言と重ね合わせても、ちょっと意味深長でした。
全体を通してみると、どういう経緯で企画されたのかわからないけど、昨年のマエ編、アト編と比べるとコンセプトがはっきりしなかったのは残念。せず、なぜ「ホントの祭り」なんだか良くわからなかったのはちょっと残念でした。
ただ、もともと多くを期待せずに臨んだコンサートで、1年ぶりにまた大騒ぎできたことが何より楽しかった。まさか、再結成して一年後にまたコンサートが実現するとは思わなかったもんね。
コンサートが終わってから、アルバムを聴いたのですが、米っていいな〜と思いましたね。
石井発言のどこまでが本心でどこまでが強がりかわからないけれど、「米」では自分表現ができないというのは間違いじゃないのと言いたい。
異端児を許し包みこむ米の大らかさは凄いなと、改めて思いました。

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