「あなたの夢は何?」
私の友人は夢がたくさんあると言う。教員になる事、画家になる事、自分で思い描く理想の日本家屋を自分で建設する事、ナドナド。
本当にたくさんやりたい事があるという。
「でもどれも今の自分から程遠い夢だ」と彼は落ちこんだ様子で話す。
落ち込む必要がありますか?
夢がたくさんあるのはいい事だ。何もしたくない、どうなるか分からない。と言う人と話すより、夢を思い描いている人の話を聞く方が私は楽しいと思う。
自分のやりたい事を話すとき、その人の眼は将来の自分を思い描き輝いている。そのイメージを伝えたいと思いながら話す。その言葉には感情があり、躍動があり、幸せがある。
それらは話を聞く私にも幸せを与えてくれる。
たとえそれがかなわないものだとしても、死ぬまでに自分がやってみたいと思う事を頭の中に描いていきる。これは一つの生きる理由になっている。
私の夢もたくさんある。笑いシワの似合うおばあちゃんになる事。自然を愛し続ける事。ナドナド。
中でも一番は、死ぬ時に「遣り残した事は何もない。我が人生に悔いなし。」と言って死ねるようになる事。
そうなるために今がある。
夢をかなえるために今を生きている。死にゆく私が後悔しないような人生を生きる。私のために私がある。私の死のために私がある。
今が人生最高の時だと感じられること。その実感こそが私の夢をかなえる一つの要素なのだ。

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